自然をいたわり、肌にも優しい素材 オーガニックコットン(1)

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![]() (写真上)広大な綿花畑/(写真下)綿花の収穫のようす |
「この製品は、オーガニックコットンで作られています」。
最近、タオルやTシャツといった綿製品にこのような表示がされているのを、よく見かけるようになりました。
オーガニックコットンとは、化学農薬を一切使用せずに有機農場で栽培された綿のことです。……と言葉にすると、いとも簡単ですが、オーガニックコットンは、一般のコットンの数倍もの手間やコストをかけられて栽培されているのです。
一般の綿花畑では、種まきから収穫にいたるまで、大量の化学農薬が使用されています。種まき時には、防菌防カビ剤と化学肥料。発芽後には成長を妨げる雑草を除くための除草剤、害虫対策の殺虫剤がまかれます。
収穫時には、マシンで大量に効率よく刈り取りのために、枯葉剤を使用して葉や茎を強制的に枯らす方法がとられます。なんと、綿花畑に使用される殺虫剤の使用量は、世界で使用される全殺虫剤量の約25%にも達するのです。当然ながら、化学農薬は自然環境を破壊し、生態系にも影響して、わたしたちの健康を脅かします。
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![]() 美しい綿の花 |
この“オーガニックコットン”を名乗るためには、厳格な基準が設けられています。認証機関が公正な実地検査・審査を行い、その基準を満たしたものだけが“オーガニックコットン”と認められるのです。世界で収穫される総綿花量約2000万トンのうち、オーガニックコットンはその0.04%(8000トン)ということからも、その希少性が伺えます。
種まきから収穫まで、ノーケミカルで育てられるオーガニックコットンですが、その後の製品化にはふたつの方法があります。
ひとつは、布地づくりでも出来る限り化学的な処理をせずに製品化しようとする考え。もうひとつは、一般の綿製品と同様な加工をして製品化する、もしくは一般の綿花と混ぜて製品化するという方法です。
「それでは無農薬で育てた意味がないのでは」と不思議に思われる方もいると思いますが、実は後者の方法は、結果的にはオーガニックコットンの消費量としては大きなものになるのですから、考え方としては間違っていないのです。どちらが正しい……というのではなく、これは企業の理念の違いによるものです。
次回は、オーガニックコットンと一般のコットンの違いやオーガニックコットンで作られた製品をご紹介。
7月3日(月)公開予定です。お楽しみに!
取材協力・写真提供:NPO法人 日本オーガニックコットン流通機構(NOC)
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日常生活の衣食住の中のとくに衣(繊維製品)について、オーガニックコットンを通じて、各分野のメーカーを中心に運営されている機関。10項目のNOCコットン規準を自主的に決めて、エコロジーや安全面に配慮したものづくりを目指し、活動しています。 |




























