ローハスな手習い vol.6 「風呂敷の結び方・包み方」(1)

風呂敷。その名称はなじみ深いものですが、果たして日常的に使用しているかとなると、答えは「No」という人、結構多いのでは?

大切なものを保管するために包み布として使用したり、贈答の品の外包みとして贈る相手への敬意を託したり。または荷物の持ち運びのために包んだり背負ったり。どこの家庭でも用途に応じた幾種類かの風呂敷が常備され、また携帯されていました。豊かではなかった時代だからこそ、「ある物」を創意工夫してさまざまなシーンで役立てていたのです。
百貨店やスーパーマーケットなどで購入した商品が、包み紙や紙袋、ビニール袋に入れられるようになったのは、昭和40年代の高度成長期以降だと言われています。それまでは消費者自身が風呂敷を用意し、買った商品はその風呂敷に包んで持ち帰っていました。
現在における過剰包装は、包装紙や袋の製造時はもちろん、そのほとんどがゴミとなるため、燃焼時に大量のCO2が排出されます。つまり地球温暖化の一因となることが、習慣になってしまっているのが現状なのです。
この過剰包装は、LOHASな生活を心がけている人にとっては当然気になる問題。ショッピング時の包装やレジ袋を断り、商品は持参したエコ・バッグに入れる……というエコ意識を持ってお買い物をしている人も多いでしょう。

そんな時に大活躍するのが、風呂敷なのです。小さく折り畳むことで携帯するにも邪魔にならず、使用時には“包む、持ち運ぶ”など、さまざまな用途に対応します。物の形状や量を問わずに包めるのは、しなやかな布だからこそ出来ること。包み方や結び方を変えるだけで、幾通りものバッグに変身するというのも、風呂敷の優秀な点。
また、ギフトを風呂敷でラッピングしてそのままプレゼントしても素敵です。テープやリボンを使わなくても、エコで華やかな包装になるし、贈られた相手にとってもサプライズな喜びとなるはず。
活躍するのは、外出時だけではありません。細々としたものを包んで仕分けするなど、収納の整理にも便利。テーブルクロスにしたり、また、急な来客時に、見られたくないものを覆いかぶせる布としても役立ちます。

「1000年以上もの歴史を持つ風呂敷は、時代ごとの反映を受け、柄、素材、染色、包み方などに、日本の美意識やさまざまな文化が凝縮されています。用途に応じてその柄や素材、サイズを使い分けると、使い勝手はさらに広がります」
とは、風呂敷専門店『むす美』アートディレクターの山田悦子さん。
サイズは約68~105cmまでのものが、風呂敷の標準とされ、応用が効く大きさ。約45cmの小さな風呂敷は、ふくさのかわりに使用したり、またお弁当包みやティッシュケース・カバーとして包むのに使い勝手のいいサイズです。
「進物のお届けには、正統派の正絹、ギフト・ラッピングには工夫を凝らして華やかさを。重いものを持ち運ぶために使用する時は、ハリのある綿素材か丈夫な化繊素材がお勧め。自宅でお洗濯もできるので、日常使いにも最適です」(山田さん)
![]() バッグにラッピングに…と活躍の場面も豊富で、1枚持っているだけでずいぶんと重宝する風呂敷。「むす美」の美しく丈夫な風呂敷を読者の方にプレゼントいたします。 ご応募・詳細はコチラまで。 |
![]() 所在地:東京都渋谷区神宮前2-31-8 TEL:03-5414-5678 営業時間:11:00~20:00(土・日・祝日11:00~19:00) 定休日:無休 http://www.kyoto-musubi.com/ 京都の繊維会社が経営する風呂敷専門店。伝統的な文様から現代的なデザイン、多種多様な素材・サイズが揃っています。風呂敷の包み方、使い方を提案する講習会も同店にて開催。詳細はお問い合わせを。 |
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