MYLOHAS.net住宅特集 vol.2 古紙がアートに生まれ変わる 「アースリパブリック」の可能性

インダストリアル・デザイナー
フランソワ・アザンブール氏 インタビュー

長く使える実用性を追求しながらも、洗練されたデザインは、今回の作品でも随所に見受けられるものでした。
そんな彼は、アースリパブリックやエコプロダクトについて何を見ているのでしょうか。

『la maison de papier(ラ・メゾン・ド・パピエ)』(フランソワ・アザンブール)/アースリパブリックに穴をあけ、トレーシングペーパーでサンド状に。日本の障子にインスピレーションを受けたという、光の遠近法を使ったアート
見せるものとして演出したい
2005年の「サロン・ド・ムーブル・ド・パリ」(毎年開催される、パリ国際家具見本市)で松下社長と会ったのが最初でした。そのときに、アースリパブリックを見せてもらい、これで家を作りたい、と私が提案したんです。それが今回このエキシビジョンに参加するきっかけでした。
アースリパブリックの魅力は、まず、何といっても“軽さ”です。“軽さ”というのは私がずっと追求してきたテーマだったのですが、それを見事に体現してくれる素材だったのです。それから、耐久性があってミニマムな素材。形が元に戻りにくいという点はありますが、ほぼ完璧な素材ですね。
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| この黒い影、何だかわかりますか?よく見かける繭のような形をした緩衝材、アレなんです。2つの素材を1つにして、別のモノに変えてしまう、アザンブール氏の手にかかればこんなオシャレなライトに生まれ変わるのです |
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| すべすべとした手触り、フィット感がたまらないお箸。「子どもの頃、鉛筆に名前を彫ったのを思い出して」取り入れたという、お箸の先端が削られたようなデザイン。そんな遊び心もたっぷりです。「クラシックなものを作りたかった」というテーブル。ここにも穴を開けた側面を隠さずにあえて見せています |
こういったエコプロダクトが受け入れられるためには、まずは何よりも“認識する”ということが必要ですね。
僕はエコプロダクトはフランスよりも日本の方が受け入れられやすいと思っています。日本にはエコロジカルなモノがすでにたくさんありますし、何よりテクノロジーがすばらしいです。そして日本人には適応能力があると思います。
もちろんフランスにもリサイクル用品の専門店もあり、エコの見本市なども開かれています。
日本には89年に初めて来日して、今回で7回目になります。日本に来て、割り箸を捨てる、というのがとてもショックだったのです。そんなこともあり今回、アースリパブリックで箸を作りました。触ってもらえればわかると思いますが、素材がとにかく気持ちいいんですよ。細いのですが、とても丈夫です。
これからも、アースリパブリックのようないい素材を使ってもっともっといいものを作りたいですね。
| フランソワ・アザンブール PROFILE インダストリアル・デザイナー。エルメス、ルイ・ヴィトン、マンダリナ・ダックとのコラボレーションをはじめ、多くの照明器具や家具、楽器などのデザインを手がける。2004年パリ・デザイン・グランプリなど受賞歴も多数。現在はENSCI(フランス国立クリエーション・インダストリアル学校)教官を務める。 |
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