vol.4 TOTO 日常生活からさり気なく省エネルギー

私たちができる環境配慮といえば、毎日の暮らしの中にもたくさんあります。
そのひとつがトイレ、お風呂といった水まわりの使い方。
ちょっと気をつけるだけで使用する水の量や電力を減らすことができ、CO2の排出量も大幅に削減することができます。
そこで、水まわり製品を扱うプロフェッショナルTOTOから賢い使い方や環境を考えた最新商品について伺ってみました。
TOTO
R&D企画部 企画主査
山内大助さん
トイレ、お風呂、台所といった水まわり製品は、私たちの快適な暮らしになくてはならないもの。でも、毎日使っていると、つい無頓着になりがちです。
TOTOで、環境に配慮した商品開発に携わる山内大助さんは語ります。
「トイレで一度流すと、どれくらいの水が使われるかご存知でしょうか?現在一般的に普及している10年ほど前のトイレでは大のレバーを一度まわすと、13リットルもの水が流れ出ます。家族4人が4回ずつトイレに行ったとして、1日に208リットルもの水が使われることになります。日本は水が豊富なので、ついつい水を無頓着に使ってしまいがちですが、実は人が使える川や湖の水は、地球全体の0.01%しかなく、世界的に水不足が深刻な問題となっています。
また、水を浄化したり、お風呂や台所で使うお湯を供給するためには多くのエネルギーが使われていることも、忘れてはならない事実です。毎日使っていると、こういったことに無頓着になってしまいがちですが、TOTOは、“毎日使うものこそ、地球環境に大きな影響を与える”と考え、地球環境を守れる“節水・省エネルギー”な商品を作ることを社命とし、その開発に取り組んでいます」
その結果、TOTOでは、大1回で8リットル、小で6リットル、男性用トイレ1回ではわずか4.5リットルにまで水の量を減らすことに成功しました。
「一度できれいに流れることが大前提なので、ここまで水の量を減らすにはいろいろな苦労がありました。しかし、現在は、使用する水量を10年前の約半量にまで減らすことが可能になっています」

掃除が簡単な”フチなし形状”のトイレ
「進化の初期段階では、節水や省エネを十分に配慮できていなかった時代もありましたが、最新のトイレは、“清潔・節水・省エネ”と、すべてを兼ね備えたものになっています。
使用する水の量は、従来のトイレと比べ、一年でお風呂230杯分(家族4人の場合)も違いますし、ウォシュレットに使う水の量も8年前の2分の1に減り、電力も3分の1に。排出するCO2も半分以下に削減できるのです。結果、水道代や電気代といった経費もお得になるわけです。さらに、便器の表面を特殊加工でツルツルにし、フチなし形状にすることにより汚れがつきにくくなり、掃除も簡単になり、使用する洗剤の量も3分の1に削減したというデータを得ています」
水まわり製品をすべてリモデルすると、
水は42%の節水、ガスは37%省エネ、CO2は35%も削減できる

保温力の高い”魔法びん浴槽”
TOTOでは、CO2削減のため、お風呂やキッチンのエコ商品開発にも力をいれ、平成16年には、保温力の高い“魔法びん浴槽”を開発。省エネ対象(経済産業大臣賞)を受賞しました」
“魔法びん浴槽”に加え、手元ボタンでこまめにシャワーが止められる“クリックシャワー”や、すぐに設定温度のお湯が出る“サーモスタット水栓”といったエコ商品の開発により、お風呂も21%の節水、27%の省エネ、CO2も26%削減できるというデータが。
「キッチン用品としては、鉛の溶出を防ぐ水栓のほか、節水効果ナンバーワン(6人分1回あたりの使用水量・時間・コストにおいて。2005年5月現在)の食器洗い乾燥機“ウォッシュアップエコ”を開発。“ウォッシュアップエコ”は手洗いに比べ、1回あたり牛乳パック57本分も節水でき、ガスも洗剤も節約できます。一年に換算すると、85%の節水、73%お省エネ(ガス)、CO2は53%も削減できますし、洗う手間が省けるので、多くの方に使ってほしい商品です」
節水・省エネを実現するには、まずは使い手の“心がけ”が不可欠ですが、環境の配慮した新しい製品をチェックし、チェンジしていくこともローハスな暮らしに必要なことかもしれません。
TOTO http://www.toto.co.jp/index.htm
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