美人のワンディッシュ vol.3 オリエンタル・ベジタリアンはおいしい

ベジタリアンフードに心地よさを求める―
いまこのフレーズに違和感をおぼえたなら、それは誤解している証拠。
アジアには、無理を強いないベジタリアンフードがあるから。
[taiwan] 中一素食店
精進蝦子(自家製野菜入り海老風フライ)630円そんな台湾素食を日本でも手軽に楽しめるのが、東京・国立にある中一素食店。日本でも最近注目を浴びていると聞く。
店長の荘さんそう、食べれば、確かに肉や魚と同じ食感に驚く。料理の食材として使われる、肉そっくりなソイミートは取り寄せもできるので、気になる人はぜひ一度試してほしい。クセになりそうな味わいには、さらに秘密がある。仏教の教えの中で五葷(ごくん)と呼ばれる野菜、ニラ、ニンニク、ネギ、ラッキョウなどは一切使わない。
「これらの野菜はすべて刺激物、健康な人には滋養になっても、疲れた人には強すぎます」
彩り豊かな料理を口に運ぶたびに広がる優しい味わい。台湾素食の根源は、医食同源に根ざした深い体への愛情だということが伝わってくる。
![]() ●中一素食店 住所:東京都国立市中1-19-8 TEL:042-577-3446 営業時間:11:00~15:00(オーダーストップ14:30)17:00~22:00(オーダーストップ21:30) |
[india] ナラタジ銀座店
アルゴビ1,250円(手前左)、パニールマカンワラ1,350円(手前右)、ナラタジキーマカレー1,350円(奥)素材に肉や魚は一切使わない。菜食文化が根付いているインドでは、例えばジャイナ教の僧侶は虫も殺さない。インドには命の大切さを訴えかけるような料理が豊富にあるのだ。
ナタラジはそんな文化を日本に伝えるために16年前にオープンした。
しかし、インドでは野菜がとても生き生きしているのに対し、日本の野菜には生気がなく、これでは本物とは言えない。
「そこで思い切って有機農法で育てた野菜を使ってみました」
マネージャーの松川さんは、普通の野菜とはかけ離れたうまみの深さに驚いたという。
料理長のサダナンダさん「たくさんのお客さまが、ここのスパイスは体から力が湧き上がってくるようだとおっしゃってくれます」
確かに、とがった辛さがない。なのに汗が出る。うまみが深い。熱さが体の奥底から湧き上がってくるのは、自然の味わいを追求しつづけたからなのだ。さらに健康に配慮して、マクロビオティックのメニューもある。
野菜がもっと元気になるこれからの季節、心も体ももっと軽やかになれる料理を期待せずにはいられない。
![]() ●ナラタジ銀座店 住所:東京都中央区銀座6-9-4 銀座小阪ビル7F・8F・9F TEL:042-577-3446 11:00~23:00 |
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