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湯沢薫さんが行く 那須高原でパワーをもらう旅

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忙しい日々の中でも週末こそ、
自分を取り戻す自然の旅にでかけたいですよね。
今回は、アーティスト・湯沢薫さんが、
作品の元となる素材とインスピレーションを、
那須高原の森に探しに出かけました。

約2時間のショート・トリップ
空気の違いを感じる


ほんの少し頑張って車を走らせてみたらその空気の違いに感動を覚えるはず。
清々しい森の香りとゆったりした時間が新しい気付きをもたらしてくれます。
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 環境にも優しいハイブリッドカーを走らせて約2時間、那須高原へ向かいます。那須連山の裾野に広がるこの高原は、御用邸をはじめ別荘が多く古くから沢山の人に愛されています。緑濃くなる車窓の風景に都会ではわからない季節の移ろいを感じながら、今日のホテルへ到着。この「二期倶楽部」はコンラン卿監修のリゾートホテル。洗練されたデザインのみならず、自然を邪魔せず、自然と一体化できる設計が評判。一室一室、例えば暖炉があったり、茶室があったり。ひとつこんなお気に入りの宿を決めてしまえば、外に出かけても、ホテルで過ごす日があっても楽しく過ごせそう。

12201.jpg12202.jpgオーセンティックな本館と、モダンな東館の2つのテイストが楽しめる二期倶楽部。敷地内も広大で小川も流れ、庭を散策するだけでもよい運動になりそう。頼めばピクニック用のバスケットも用意してくれる。湯沢さんがお茶を飲む「ガーデンレストラン」からの眺めも素晴らしい。
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おいしいご飯はすぐそこ、
オーガニックな畑から!


二期倶楽部の「キッチンガーデン」にぜひ足を運んで。
たわわに実る野菜たちを目の前にすると元気が出てきます。

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「昔は群馬で林業を営んでいたの」と話すひげさん。愛する自然について語れば、止まらなくなるほど! 畑で実を付けるパプリカを「そのままでおいしいから」と勧められ、恐る恐るかじる湯沢さんですが、甘くてびっくりした様子。滞在中にぜひ一度、ひげさんの話を聞きにいきたいもの。
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 ダイニングから眺めて見つけた水田。「あれは?」と聞けば、このホテルが持っている田んぼだそう。供される食事のお米や野菜は、すべてオーガニックで自家栽培。裏手の野菜畑にも連れていってもらいました。ラベンダーなどハーブや、トマト、カボチャ、茄子などが育つ畑はゲストから「ひげさん」と呼ばれるおじさん夫婦が全て管理しているのです。ホテルのオーナーから野菜作りをお願いされてからは、おいしい野菜のために土と仲良くなり、土を作り、慈しむように仕事に打ち込んできたという「ひげさん」。いただいたパプリカをそのままかじれば、甘さと香味が口いっぱいに広がります。スタイリッシュなだけではなくて、土の匂いも大事にするのが次世代のリゾートの理想形なのかも。

ひんやりとした深い森、
耳を澄ます、肌で感じる


山に入れば、誰もいない、凛とした空気が体を包みます。
五感で感じる森のパワーが、
確実に体を生き返らせてくれるような感覚。

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 二期倶楽部の敷地内でも、少し森に入ればリゾートの洗練さは姿を消し、澄んだ空気が楽しめます。
 しばらく佇んでいると、微かな虫の声や、森の気配が、だんだん大きく感じられるようになってきます。あるいは、大自然に触れることで少し疲れている自分に気付くかもしれません。でもそれは自分の体が自然に戻っていく証拠。少しそのまま、その感覚を味わってみるのもいいでしょう。
 木の葉や、土をつぎつぎとカメラに収める湯沢さん。なにかを感じとることができたのでしょうか。

発見と出会いの連続!
那須高原をそぞろ歩き


カメラを手に那須高原を散策。
新しい出会いが、パワーとインスピレーションを授けてくれるよう。

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那須の山、植物たち
 那須高原の北温泉口から始まる約2kmの自然研究路は、アウトドア初心者にも負担なく歩ける自然遊歩道です。吊り橋や渓谷、矢隠岩など名所を楽しみながら、所要時間はおよそ1時間。ぷらぷらと歩けば、多くの野鳥にも遭遇できるはず。異形の景色を楽しみたい人には、那須湯本温泉の源泉に近い「殺生石」も面白い! そこかしこからガスが噴き出し、草木が無く石だけが転がる風景は、九尾の狐の伝説もうなずけるほど不思議な光景です。殺生石を含む展望台を中心にした起伏のないコースがあり、所要時間は約1時間25分。どちらも、簡単なコースながら自然の英気をたっぷり味わえます。

シュタイナーのレストラン、畑
 更に車を走らせて、おいしいお野菜が人気という「創造の森」へ。畑の向こうの青い家が目印です。以前保育園を運営していたオーナーがシュタイナーの理論に感銘を受け建てたもので、もちろん、前の畑はバイオダイナミック農法で野菜が作られています。ただ、そういったウンチクなどは置いておいても、とても居心地のいい空間。丁寧で正直な定食は、薄味でもほっとする滋味があります。湯沢さんは、ここの畑に惹かれたようで、何枚もシャッターを切っていました。

カメラで切り取る風景から、アートへ

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[JANITOR OF GHOST]湯沢薫

「幽霊たちの管理人」と題されたこの作品は、今回の旅で出会った「農園レストラン 創造の森」の畑を素材としています。この一連の作品は、湯沢さん自身の「想像の世界」を具現化しており、素材をパソコンで加工して制作しているそう。その一部が、現在発売中の「プラス イング」誌で発表されています。また、本作品も現在湯沢さんの手で分解され、再構築され、まったく違う作品へと変化を遂げている途中だそう。本の出版も考えているそうで、どのような形で私たちの目に触れるのか、楽しみ。
http://kaoriyuzawa.x0.com/
 「私はフォトグラファーじゃないから、写真はあくまでも素材のひとつ。現実にはありえないけれど、自然と浮かんでくるような空想の1シーンをひとつひとつ切り取って、具体化しているんです」と湯沢さん。今回の旅で撮った写真を基に作ってもらったのがこの作品。「創造の森」の畑に植物や動物の毛皮がコラージュされていて、見れば見るほど、細部にまで意識が入り込んでしまうような作品です。
 「なぜ畑をモチーフにしたかというと……畑は100%自然そのままでなく、人の手が少し加わっているからかな。写真には写らないけど、人の気配だけがうっすらとあって、『誰がいたんだろう? どんな人だろう?』と想像したり、が面白い。作品には『作為』や『意識』が出ないように気をつけている。素直な、嘘のない空想ありのまま……。そういうモノを形にしたいと思ってます」

だから、自然に還ろう
 今までにハードにアウトドアをやったことがない人でも、例えば湯沢さんのように、自分の好きなカメラを持っていく、本を持っていく、色鉛筆を持っていく、そういうことできっと十分。森の空気に触れたら、いつのまにか深呼吸をしているはず。
立ち寄りたい! 那須高原の注目スポット

この旅で立ち寄ったローハスなおすすめスポットをご紹介!
優しい時間に触れて、1週間をリセットしましょう。

二期倶楽部
4万2000坪の敷地にわずか42室だけ。コンラン卿プロデュースのモダンなデザインが目を惹く二期倶楽部は美しい自然と暖かいホスピテリティの待つ上質なリゾート。食事は、近接しているオーガニックの農園から届いた野菜、米を用いるなど、ヘルシーさがうれしい。アロマトリートメントを受けられるスパも好評。
niki01.jpg本館外観写真
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niki03.jpg上.メゾネットタイプのお部屋。下.スパの内観


information
住所  栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
tel  0287-78-2215
アクセス  那須I.Cから車で約20分
URL  http://www.nikiclub.jp/

農園レストラン 創造の森
シュタイナー建築の青い家が目印。こちらも前の畑で採れたバイオダイナミック農法で作られた野菜の素材を活かしたメニューが豊富だ。「野菜がおいしいのでメニューはシンプルでも自信がある」と微笑むオーナーの息子さん。館内はヴェレダ商品やエコグッズなどのショップもある。
souzou01.jpg赤米定食\890。
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souzou03.jpg上.シュタイナー関連のグッズが揃うショップ、
下.おとぎ話に出てくるような青い家


information
住所  栃木県那須塩原市高林369
tel  0287-68-0210
営業時間  10:00-20:00
アクセス  西那須野塩原I.Cから車で約20分

24 March, 2006 |

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