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野外で楽しむかんたんダッチオーヴン料理

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「下ごしらえすれば、あとは鍋まかせ。それがダッチオーヴンの魅力」

「ダッチオーヴンが気になる」というモデルのヒカルさんの一言で、菊池仁志さんとの野外料理を楽しむ企画が実現!
さて、どんな料理が楽しめるのでしょうか?

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「ダッチオーヴンって、野外料理だけの物だと思ってない?」

今回のダッチオーヴン料理の師匠、菊池仁志さんから開口一番、そんな言葉が飛び出しました。
「この鍋はね、ずっと普通のキッチンで使われていたんだよ。」
その歴史は古く、鉄が大量生産された18世紀のイギリスで生まれ、東アメリカのニューイングランドへ渡ったのだそう。

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菊池仁志(きくち・ひとし)
PROFILE
1946年東京生まれ。大手広告代理店に勤務後、エッセイスト、イラスト レーターとして活躍。ジャパン・ダッチ・オーヴンソサエティー会長。 鋳鉄料理研究会会長。『40人の旨い! ダッチオーヴン』(プレジデント社)など著書多数。
西部開拓時代に、西へと移動するための荷物のひとつに残ったのがダッチオーヴン。ひとつあればどんな調理もできる道具だからです。
もともとは脚がなかったものが、野外で火種の上に安定よく置くために3本の脚付きが生まれ、ふたの上に火種を置けるようなデザインにになりました。

「材料を仕込んでおけば、あとは火と鍋と時間が勝手に調理して、素材のおいしさを引き出してくれる。忙しい人にはぴったりの調理道具なんだよ。」

菊池さんは「家庭のキッチンでこそ、もっとダッチオーヴンを使って欲しい」と語ります。

dat3.jpg今回、ダッチオーブン初体験の、料理大好きカップルのヒカルさんとポールさん。鉄鍋おじさんのうんちくと手さばき、そしてその料理の味の素晴らしさに、すっかり「魔法の鍋」のとりこに
とは言うものの、やはり、ダッチオーヴンは野外によく似合います。

自然の中で、温かいダッチオーヴン料理を楽しく食べたい、という今回のテーマのもと、菊池さんが選んでくださったメニューは、野菜の蒸し焼き、チキンのロースト、それに簡単でとびきりおいしいソーダブレッドとデザートには焼きリンゴ。
まずは、火種を作ることからスタートです。菊池さんは、炭とガスコンロの両方を使います。
「ガスコンロは初心者にはおすすめ。火加減が一定しているからね。」


dat4.jpg色とりどりの野菜たちは、食感を楽しむべく、ザクッと大きめにカット。見ているだけでパワーをもらえそう!

その間に、他の皆は野菜類を下ごしらえ。野菜は季節の野菜を使います。根菜がほくほくに甘くおいしく仕上がるのは、ダッチオーヴンならではだそう。
「彩りを考えてカボチャや紫いもなどを選ぶと目にも楽しいよね。」

ダッチオーヴンの定番、チキンのローストは、お腹に具を詰めるレシピもありますが、「シンプルに生ハムとローズマリーをのせて焼く」菊池流で。
ダッチオーヴンの熱効果で皮はパリッと、身はジューシーに焼き上がります。

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「準備ができたら、時間差で火にかけて、あとはワインでも飲みながら待っていればいいんだよ。」
チキンは1時間半、野菜は1時間、パンは15分、リンゴは30分弱で焼き上がります。
冬の澄んだ空気の中で、赤ワインを楽しみながら、出き上がりを待ちつつ、話に花が咲きます。

「自然の中で食べるとおいしい。仲間と一緒ならなおさら」

dar6.jpgお鍋の中身にみんなの視線が集まります。ひとつのお鍋からみんなで取り分けて食べると、それだけでおいしさがアップ!
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「料理ができ上がったら、そのままテーブルに運んで、目の前でふたを開ける。そうするとたいてい歓声が上がるんだよね。」

まずは、根菜の蒸し焼きから。水を加えず野菜の水分だけで蒸し上げた野菜は色鮮やか。びっくりするほど甘く、野菜そのものの味がします。
「塩なしでもおいしい!」とヒカルさん。

パンはシンプルだけど、外側はさっくり、中はフワッとして、やみつきになりそうなおいしさです。

メインディッシュのチキンは、ハーブと生ハムを取り除いて、ボードの上で取り分けます。皮の香ばしさは最高です。一緒に焼いたじゃがいももホクホクに。

鍋に残ったスープに米を入れて、菊池さんがリゾットを作ってくれました。
「うわーコクがある。エキスがつまっているね。」とポールさん。

おいしい料理を前にすると、話がはずむのはなぜでしょう。自然の中にいると、なおさら気分は高揚します。

ダッチオーヴン料理は、人と人とのコミュニケーションをつなぐ役目を、昔も今もしているのかもしれません。菊池さんに聞いたこの鍋の歴史に、ふと、想いを馳せてみたくなりました。


根菜の蒸し焼き[約4人分]

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[材料]
さつまいも、にんじん、れんこん、ごぼう、リーキ(西洋玉ねぎ)、かぼちゃなど
※4~5種類あれば、好みの野菜(葉ものは加熱時間の差に注意)なんでも。
ローズマリー:適宜
塩、オリーブオイル:適宜

[作り方]
1.ダッチオーヴンをあらかじめ温め、食べやすい大きさに切った野菜を色とりどりよく入れる。ローズマリーの葉を散らす。
2.ふたにも炭をのせ、約1時間中火にかける。
さつまいもが柔らかくなればできあがり。
3.食べる前に、塩やオリーブオイルをかける。




鶏のロースト[4~5人分]
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[材料]
丸鶏:1羽
オレンジ、レモン、グレープフルーツ:各1コ
セロリ:2本
じゃがいも:4~5コ
パンチェッタ(または生ハム):5枚くらい
ローズマリー(生):適宜  

[作り方]
1.丸鶏はきれいに洗い、オレンジ、レモン、グレープフルーツの絞り汁に3時間ほどつけて置く。濃縮ジュースでないほうが風味がいい。
2.温めたダッチオーヴンにセロリを敷き、鶏をのせ、まわりにじゃがいもを並べる。パンチェッタを鶏の表面にのせ、ローズマリーを散らす。
3.ふたの上にも炭を置いて1時間から1時間半、中火にかける。
4.鶏の皮がこんがりと焼けたらでき上がり。食べる時に、塩、コショウして。


焼きりんご[4人分]

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[材料]
りんご(紅玉):4コ
バター:大さじ4 レーズン:20g
シナモンパウダー:適宜
シナモンスティック:4本
アイスクリーム(好みで)

[作り方]
1.りんごは底を残して芯をくり抜く。
2.バター、グラニュー糖、レーズン、シナモンパウダーを少しずつ交互に、芯の部分につめていく。
3.最後に香りづけのラム酒を注ぎ、シナモンスティックを挿す。
4.温めたダッチオーヴンに、一度手で丸めたアルミ箔を敷き、りんごを入れ、中火にかける。20分間くらい焼く。好みでアイスクリームを添えて食べる。


ソーダブレッド[約8コ分]

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[材料]
小麦粉:200g
グラハム粉:100g
ベーキングソーダ:7.5g
牛乳:適宜
グラニュー糖:適宜

[作り方]
1.小麦粉とグラハム粉を混ぜ合わせ、ベーキングソーダを加える。
2.牛乳を少しずつ入れながらこねて、生地をひとつにまとめる。
3.グラニュー糖を加えて混ぜ、耳たぶくらいのかたさになったらOK。
4.生地を細長くのばし、5cm長さくらいの筒状に切る。この形状が火がムラなく通りやすい。
5.温めたダッチオーヴンに小麦粉をふり、パン生地を並べる。
6.ふたにも炭をのせて、中火で約15分間くらい
焼く。表面に焼き色がついたらできあがり。



関連コンテンツ
「ダッチオーヴンで楽しむ野外料理 2」
「ダッチオーヴンイベントも?Pietro個展インフォメーション」


17 February, 2006 |

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