カラダの中のクラニオセイクラル システム(頭蓋仙骨系統)と呼ばれる中枢神経や脳脊髄液などの健康や生命の維持をつかさどる構造や組織と、そこに生命力を吹き込み組織に秩序をもたらす第一次呼吸にアプローチし、カラダの癒しの潜在能力が自然に自己調整をはじめるよう手助けするセッションが『クラニオセイクラル・バイオダイナミクス』。
文章ではなんとも想像しがたいこのセッションに興味を持ち、日本ではまだ数少ないクラニオセイクラル・プラクティショナーの一人である円 真由美さんのプライベートセッションを体験してきました。
「病気や悪いところを治すという方向で働きかけるのではなく、セッションで自律神経系のバランスを回復することにより、深くリラックスでき、ストレスや不安を軽減します」と円さん。
クラニオセイクラルの起源は古く、20世紀の初めアメリカのオステオパシー医Dr.サザーランドによって研究されたもの。その後、彼の生徒たちによって世に知られるようになり、現在では、量子力学やDNAの研究などの科学的検証も行われ、その方法は日々進化し深みを増しているそうです。
「触れているのを感じないほどやさしいタッチで触れ、カラダとそのフィールドに耳を傾けていきます。こちらの意図や技術で無理強いをすることはありませんので、赤ちゃんにも施術することができるんですよ。特に赤ちゃんは誕生のショックやトラウマをやさしく解消することができるのでおすすめです」
セッションはベッドに楽な姿勢で横たわり、カラダの状態を落ち着かせるところからはじまります。収まりがいいように腕や足の位置など細かく調節し、寝ている状態で、セッションは進みます。肩や膝などに触れられながら時折、円さんの質問に答えているとだんだんとリラックスしてきて、カラダにじわじわとした感覚やほてりを感じてくるから不思議です。この時間は円さんがカラダと対話し、カラダの意志に基づいて、コンタクトを取りつづけているのだそう。そして、カラダが安定したところで、頭へのアプローチに入ります。といっても、頭の下に手を置いているだけで、特に動かすわけでもマッサージをするわけでもありません。でも確かに頭の奥でじゅわじゅわっと音をたてながら、ゆっくりと何かが動いたのを感じました。円さんいわく頭蓋骨の一部が自ら動いたとのこと。本当にびっくりしました。
「その方の状態にもよりますが、効果はすぐに実感できる方もいますね。数回連続して受けたり、メンテナンスとして定期的に受けたりする方が多いですね。はじめはうまくリラックス状態を作れなかった方でも、回を重ねることにより、瞑想的にカラダの内側とつながりやすくなると思います」と円さん。
今回は、動きをダイレクトに感じられたことにより、明らかにこのセッションにより何かが変化したんだなと実感することができました。まだ具体的な効果は感じられてはいませんが、あの不思議な感覚はなんだったんだろうと、自分のカラダの可能性を感じることができ、とても貴重な体験になりました。
「内側の生命力に触れていく機会が増えることはとても素晴らしい」セッションを行うたび、人それぞれ毎回違う感覚を味わうことで、いつも人間の生命力に驚き、発見の日々だと穏やかにお話ししてくださった円さん。その言葉になんとも言えない暖かさを感じ、とても幸せな気持ちになりました。

