WELEDA主催の「助産師セミナー」のスーパーバイザーとしても活躍し、ドイツのベルリンを拠点に自然療法をベースにした自宅出産に携わるドイツ人助産師ダニエラ・ツァールさんに自然療法に基づく妊産婦・ベビーケアについてお話を伺いました。
ダニエラさんは、友人の息子さんがシュタイナー学校に通っていたことがきっかけで、ルドルフ・シュタイナーの人智学(アントロポゾフィー)に興味を持ち、自然療法に関わるようになったと言います。
●自然療法に基づく妊産婦ケア
ダニエラさんの仕事は、まず妊婦さんに魂・体・人間観といった人智学的な見方を教えることからはじめ、自意識を高めることで自分の体の変化に合わせて、ケアしていくことの重要性を伝えます。そして、主にメンタル面での不安を取り除くように話を聞いたり、アドバイスをしていくのです。
「ドイツの病院の検査では、リスクのある妊娠事例というのがデータ上は75%もあるとされていますが、実際に本当に問題があるのは、20%くらいだと言われています。自分の体調については、自分で感じ取るべきで、病院での検査結果をみなくてはわからないというのではおかしいと思うんです」とダニエラさん。
では、どのようにケアしていけばよいのでしょうか。
「食事は、油分を控えて、タンパク質の多いものを取るよう心がけることが大切。そして、適度な運動も重要になりますね。カラダに負担のかかりにくい水泳がおすすめです」
また、皮膚のケアは、WELEDAのマタニティ ストレッチマークオイル※などを使ったオイルマッサージを取り入れることで、妊娠線を予防・軽減することができるそうで、ぜひ実践して欲しいとのことでした。
※WELEDAマタニティストレッチマークオイル
ドイツのデルマ研究所にて出産後2年以内の女性を対象にモニター調査を実施し、使用28日後には肌の弾力性が17%、肌の滑らかさが77%もアップしたことが実証されている。
そして、もっとも重要になるのは心のケアの部分で家族が第一に妊産婦の体の変化を理解し、彼女がいつもより敏感になっていることに気づき、大きくつつみこむように心がけてあげることだと言います。
「日々のカラダの変化にただでさえ敏感になっている妊産婦を、カラダだけでなく心もケアしていくことで妊婦生活はとても楽しいものになると思います」
●子供は将来を担う大切な存在
気になる高齢出産への不安やリスクについても、ダニエラさんは「頭でなくカラダで考えて。年齢は関係ないですよ」とほがらかに答えてくれた。自分の意思とカラダ(体力・体調的)に相談して問題なければ、年齢は気にする必要はないのだそう。
「実際に私が立ち会った方では、47歳で初産。病院では帝王切開しかないと言われていましたが、実際は何も問題なく8時間という安産で自然出産をしたというケースもありました」
将来のこと、社会のこと、自分の体調のことなどを考えるとなかなか「子供を産む」きっかけが掴めないことも多い現状ですが、自らも子供を産み、育て、これまで数々の命の生まれる現場に立ち会ってきたダニエラさんから、『いつか子供を産みたい』という女性に向けて心強いアドバイスをいただきました。
「子供を将来を担う大切な存在であるととらえること」
そうすることで子供は自分の鏡なのだと感じられ、子供を通じて自分という存在をより認識できるようになるのだそう。そして、今まで気づかなかった自分の新たな一面に気づくこともできる。子供を育て教育していくことは、自分にとっても重要な学び。自分も成長できるのです。
「出産や子育てをポジティブにとらえて、楽しく子育てに挑戦して欲しいと思います」



