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2008.06.18
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ビューティー

美容アナリスト岸 紅子さんの上げスイッチ(1)

ホリスティック・ビューティの提唱者として、また株式会社コロンの社長としても多忙な日々を送っている岸 紅子さん。女性がキレイでいるためには外見磨きだけではなく心のケアも大切だと言います。近著『上げスイッチ』は、簡単に心のメンテナンスができるコツが満載の一冊。美容サイト「biena」のリニューアルもあり、ワクワクしている岸さんにお話を伺いました。

美しい女性とは外見&身体&心のバランスがとれている人
「上げスイッチ」で日頃から心もセルフケアしよう!


―美容に興味を持たれたのは何歳くらいからですか? またそれはどんなことがきっかけでしたか?

18歳かな。大学に入ってからです。高校時代は朝から晩までテニス漬けの毎日で、美容に気をつかっていられない日焼け止め生活でした(笑)。大学入学後MOREという雑誌の読者モデルになったことがきっかけですね。ヘアメイクをしていただいたり、体験取材をやらせていただいたりして、こういう世界もあるんだと知りました。当時はまだ学生で、将来仕事になるとは想像してませんでしたけど、人間の心理や社会性について勉強していて、人間特有の美容行為というものに女性がこんなに惹かれるのはどうしてなんだろう、という疑問を持ったんです。それをもっと深堀してみようと思ったことからホリスティックビューティという概念を構築して論文を書きました。大学時代の体験を元に探求を続けた結果、今があるんだと思っています。

―昔の美容と現在の美容でいちばん大きく違う点はどんな事だと思いますか?

昔は外見的な美容が主流で、化粧(けわい※)から美容業界が発達してきました。明治時代以降に西洋の化粧方法が伝わってきてからはまだ100年余りです。近年になって本当の美しさは外見だけではなく内面も、という発想に変化してきました。さらに“生活全般を見直そう”というホリスティック的な考え方が主流になってきた点は大きな違いだと思います。
2000年以降はメンタルケアに注目が集まり、心を健やかに保つことも美容の一種だという方に向かっています。外見→身体→心とどんどん内側へ向かっているようですが、この3つのバランスがとれているかどうかが大事なことで、結局はそれが個性的で美しくいられることなんではないかと思います。

※化粧の古語。江戸時代は部分的なものではなく『身体全体のみだしなみ』のことをさしていた。

―新刊の『上げスイッチ』について教えてください。

身体についてはヨガやフィットネス、サプリメントなど商品やサービスもたくさんあって市場も確立されていますが、心についてはまだ手薄。メンタルケアって目に見えないものだけに難しいですよね。占いに頼ってみたり、ちょっとしたことで病院の精神科を受けてみたり。でも、簡単に自分でできるストレスケアがあるんじゃないかと思うんですよ。その方法を“上げスイッチ”として紹介しています。

“上がる”というのは、自分の気持ちが盛り上がることです。大好きなものを見たり、美味しいものを食べたら気持ちが上向きになりますよね。もちろん上げ方は人によってそれぞれ違います。
たとえば、私は歴史小説を読むのが好きですが、嫌いな人もいるし、ある人が上司に怒られて落ち込んだとき、もしニンニクを食べることに上げ効果があると分かっていれば、その日は特別ニンニクたっぷりのラーメンを食べちゃうことで少しでも気持ちが軽くなるわけです。だから自分が好きなものや心地よいことが何なのかを普段から把握しておくことが大事です。

また個々の趣味や好みを大切にすることも重要で、それが個性なんですから、周囲を気にして無理に抑える必要はないとも思います。「当たり前じゃん」って言われるかもしれませんが、まだ自分で気がついてない意外な癒し方を発見することもあります。
今の世の中、誰でも嫌なことに直面するし避けようがありません。特に女性の場合、仕事しながら様々なことを実現していこうと思ったら、困難が付きまとうのは仕方のないことで思い通りにはいきません。でも、押し潰されないように自分で自分にエンターテインメントを仕掛けるんです。ストレスを溜め込んでしまうと鬱病や適応障害になってしまったり、爆発してしまったり……いいことありませんよね。それを避けるためにも、ちょっとした工夫で上げスイッチを入れることは、周りからの印象も良くなるし、魅力アップにも繋がることだと思います。

―大変お忙しい毎日を送られているかと思いますが、ご自身の「上げスイッチ」はどんな事ですか?

たくさんあるんです。100はありますよ。もっとかな? 世界一周旅行とか壮大でお金や時間がかかることじゃなくて、毎日できるような簡単なことがたくさんあった方がいいんですよ。で、それをリスト化するんです。普段は思いつくことでも落ち込んでしまったときって、なかなか思い出せないもの。だから元気なときに上げスイッチリストを作っておいて、気持ちが落ちてると思ったらそれを見てすぐ実行できるように用意しておくといいと思います。まるで自分のトラブルシューティングみたいな感じです。たとえば、私は赤いものをたくさん食べると元気になれたりするんですよ。

次へ》

岸 紅子
ビューティアナリスト/NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事 1974年東京都生まれ。慶応義塾大学在学中に化粧品ブランドの立ち上げに参画。卒業後起業。2000年に美容サイト「ビエナ」をオープン。美容家としていち早く、ホリスティック(包括的)ビューティのメッセージを発信。トークショーをはじめ、雑誌・WEB・新聞・TV・ラジオなど、多くのメディアで活躍中!
『上げスイッチ』
岸 紅子・著
価格:1,365円(税込)
発行:ソーテック社
http://www.sotechsha.co.jp

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