”健康的”な食生活をおくるということは?
リマクッキングスクールでマクロビオティックを勉強し始めて、心をこめてつくった季節の菜食料理や圧力鍋で炊いた、ふっくらとした玄米は本当においしいということを知りました。
しかし、料理教室から一歩外へ出ると、世の中には、お寿司やイタリア料理などのおいしい食べ物がたくさんあるのに「なぜ、私は野菜ばかり食べているのだろう?」と思うこともありました。というわけで今回は「健康的な食生活」について考えてみます。
 野菜の種類、季節、そして自分の体調によっても炒める順番が異なります。レシピに頼らない料理を学びました |
 マクロビの代表的なメニュー「コーフーボール」。 |
健康って何だろう?
世界保健機関(WHO)が定めた健康の定義は、『単に病気あるいは虚弱でないというだけでなく、肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態を指す』だそうです。簡単にいうと、カラダにエネルギーが満ちていて、ポジティブでやる気のある状態。
マクロビオティックでは、「私たちの体は食べたものでつくられている」とよくいいます。ヒトは約60兆個の細胞からなるといわれていますが、その細胞は食べ物から吸収した栄養素をもとにして毎日生まれ変わります。例えば肌の表皮は28日周期で古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わります。このように、食べるものとカラダは密接に関係しているのです。
レトルト食品やスナック菓子のように、カロリーが高く、栄養価の低い食品を頻繁に食べていると、カラダに必要なたんぱく質やビタミンなどの栄養素が足りなくなるだけではなく、食品添加物や有害金属などの俗にいう「毒素」がカラダにたまります。これらは現代病といわれるガン、高血圧、糖尿病、アトピー性皮膚炎などの原因ではないかと問題視されてきています。
 マクロビの中心となっている玄米。おいしく炊くこと、そして何よりよく噛んで味わっていただくことが大切 |
 デザートも素材の味わいを活かします。濃厚な胡麻の風味が味わい深い白玉 |
マクロビオティックでは、体に必要な栄養素はバランスのとれた玄米と菜食で補えると考えているので、肉や魚などの動物性食品は日常的にはとりません。万物において「陰」と「陽」のバランスがとれた状態をよしとするマクロビオティックでは、「陽性」が非常に強い動物性食品は「陰陽」のバランスを崩すと考えられているからです。
「陰陽」というと少し複雑になってしまうのですが、生物学的にも動物性食品は血液を酸性にして、体内でウイルスやバクテリアが増殖しやすい環境をつくるだけではなく、多量に摂取された動物性食品は消化されきれずに腸壁にこびりついて「体内毒素」を生むともいわれています。
今回のマクロビ体験で、玄米菜食がカラダにいいということを理解し、体感してきました。しかし、断れない会社の飲み会があったり、友だちと外食する機会が多かったりするのも現実です。だから、一日一食でも、それが難しければ週末だけでも、できる限り玄米と野菜をたっぷり食事にとり入れてみる。それだけでも、カラダが喜んでいるのを実感できるはず。無理せず続けるという、ローハスな精神でみなさんも健康的な食生活を実践してみませんか?