最近注目を集めている穀物と菜食のヘルシーな生活スタイル、マクロビオティック。マクロビオティック食の基本となるのは、日本の伝統食である玄米や野菜の煮物です。でも、ただ単に電気炊飯器で玄米を炊いて、野菜を煮ればマクロビオティック食になるわけではありません。日本古来のホリスティックメニューに中国の陰陽思想を融合した哲学であるマクロビオティックの調理法は、普通の家庭料理とは違うらしいのです。そんなマクロビオティック料理調理法を学ぶため、マクロビオティック勉強中のライター・磯村かのんが、マクロビ発祥の地といわれている東京、東北沢の「日本CI協会」で開催されている「リマクッキングスクール」で勉強を始めました。
クラスは初級、中級、上級、師範の全部で4クラス。この連載では、各クラスを少しずつご紹介します。
さて、第1回目の今日は初級クラスからチャレンジ。初級クラスは全部で40人ほどで、男性の生徒さんもちらほら。年代も20代から50、60代の方まで幅広く受講しています。「ガンや成人病の予防に」「旬の野菜をおいしく調理したい!」「最近身体を壊してしまって…」と受講するきっかけはさまざま。
驚いたのは、新潟や仙台から泊りがけで勉強しにきている人もいること!先生への質問も絶えず、皆さんとても熱心に勉強しています。
マクロビでは玄米が「中庸」(陰と陽のバランスがとれている食材)とされています。玄米をおいしく炊くこと、それが基本中の基本ともいえます。今回は、マクロビの基本となる玄米の炊き方を学びました。
玄米の炊き方
 1玄米の粒 |
 2これが拝み洗い |
 4土鍋はちょっと…という人にも手軽で親しみやすい圧力鍋 |
1. 研ぐ前に、黒っぽくなっている玄米や、爪でつまんだとき砕ける玄米を取り除きます。
2. 水道水にふくまれる塩素は食べ物のミネラルをうばうので、浄化水で玄米を研ぎます。両手で玄米をはさみながら、やさしく玄米を洗います(拝み洗いといいます)。
このときに、おいしく炊けますようにと気持ちを込めるのが、うまく玄米が炊けるコツのよう。
3. 水は2回ほどとりかえ、玄米の表面がきれいになったことを確認した後、ザルで水をきった玄米を、玄米と同量〜2倍の浄化水にひたします(水の量は好みで調節)。
4. ミネラルを豊富に含んだ、自然海塩を少し入れて、ドイツのトップブランド、フィスラー社の圧力鍋で玄米をたきました。塩を入れることで玄米の甘みがいっそう引き立つそうです。
土鍋でじっくりと時間をかけて炊く方法もありますが、今日は手軽にふっくらと炊き上がる圧力鍋を使い、40分くらいで炊き上がりました。
お茶碗一杯分の玄米に、小指第一関節分のごま塩をのせていただきます!圧力鍋で炊き上げた玄米はふっくらとしていて、噛むほどに甘みが広がります。「一口200回噛んでみましょう」といわれたけれど、これがなかなか難しい…つい、40回くらいで飲み込んでしまいました。
玄米の炊き方は基本的に4種類あります。基本は上に書いたものですが、炊き方によって玄米の味が変わるので、自分がおいしいと思う方法で炊けばよいそうです。「玄米を炊く」というシンプルな作業だけでも、塩を加えることや、洗い方など、ちょっと手間をかけるだけでおいしい玄米を炊くことができるという発見があり、これからのクラスがますます楽しみになってきました!
玄米の炊き方4種類
1. 圧力鍋ですぐに炊く
2. 7時間ほど水に浸してから、圧力鍋で炊く
3. 土鍋ですぐに炊く
4. 7時間ほど水に浸してから、土鍋で炊く
初級1のメニュー
・玄米ご飯
・味噌汁
・車麩の揚げ煮
・フルーツ羹