エキゾチックな印象の強い中国茶。日本茶に比べてバリエーションが豊富で栄養も豊富で、心にも体にもとってもいいもの。自分をもてなす時間に、お茶の味と香りを楽しむひとときをプラスし豊かな時間を堪能してみませんか?
●中国茶のあるひととき
お茶の発祥の地、中国。ルーツというだけあって、緑茶をはじめ白茶、黄茶、青茶など、さまざまな種類のお茶があります。そして、お茶の存在そのものも、人々の生活に深く浸透しています。
朝起きて飲むのもお茶なら、夜寝る前に飲むのもお茶。食事の時、友と語り合う時、家族との団欒に供されるのも、お茶。お茶は暮らしから切り離せないものです。
また、お茶にさまざまな効果や効能があることも一般的に知られており、人々は、味や香りの好みに加え、効能なども考慮してお茶を選びます。お茶によって心と体を癒すひとときを演出するというわけ。お茶には心を落ち着けたり覚醒させたりするのはもちろん、美肌や整腸といった美容効果もあるといわれています。
●安全で美味しいお茶を楽しむ
今回、本誌が中国茶素材を通して辿りついたのは、日本ではまだ認知されていない中国茶をネット販売している会社、馨華(シンファ)。
「日本では、本当に美味しくて質がいい中国茶が全然知られていない。それがすごく残念だった」から、設立されたというこの会社。プロデューサーである藤本直美さんは代表の秦国力さんと共に産地に足を運び、中国政府が外交用に買い付けるお茶、国宝に指定されている原木から枝分けされたお茶など、本当によいものだけを仕入れています。また、茶葉の栽培法や加工法にもこだわり、取り扱う品はすべて中国政府認定の有機栽培茶もしくは減農薬茶。
「口にはいるものだから、茶葉自体を食べても安全な品を」(藤本さん)
というのがその理由です。
●体調にあったお茶を選ぶ
では、そんなお茶は、どのようにして楽しめばいいのでしょう?
「お茶の効能は、体を温める、体を冷やす、リラックスさせる、覚醒させるなどお茶によってそれぞれ。だから気分だけで選ばずに効能も考えて選びましょう。……と、いいたいのですが、実は気分も大事。不足分を体が欲しがって、お茶を飲みたくなったりしますし」(藤本さん)。
と、いうことで、最初のうちは、気分で選び、違和感があったら、効能を確かめてみてもよさそう。
「その日の状態に合わせて正しい中国茶を選べるようになれば、生活も体も豊かに美しく変わるはず」そう藤本さんは言います。
忙しい合間にも、心と体に心地よい丁寧な生活を心がける。そんなLOHASな日常のためにも「美味しい中国茶」を楽しんでみませんか?
【中国茶の種類】
中国茶は、その発酵の度合いによって大きく6種類に分類できます。ここで言う発酵とは、茶葉の持つカテキンが空気に触れて酸化すること。もとになるのはどのお茶も同じ、ツバキ科の潅木であるチャの木。発酵の度合いや製法によって味や香りだけでなく、栄養成分も変化するので、作り方にまで思いを馳せながら違いを味わい比べるのも、また楽しいものです。
種類 (発酵度) |
特徴 | 代表的なお茶 |
緑茶 (非発酵) | 茶葉を摘んだあとすぐ、茶釜で炒り、発酵を止めたお茶。
渋み控えめで、やや甘みがあるのが特徴 |
黄山毛峰、六安瓜片、西湖龍井 |
白茶 (弱発酵) | 自然のまま、軽く発酵させたお茶。
茶葉が白く見えるので白茶という。淡い香りとほのかな甘さが特徴。 |
白亳(ごう)銀針、白牡丹、寿眉 |
黄色茶 (弱後発酵) |
緑茶の製造過程に、「悶黄」というわずかな後発酵が加わります。
かすかにエキゾチックな香りが特徴。 |
君山銀針、霍(カク)山黄芽、木大茶 |
青茶 (半発酵) |
日本では烏龍茶として知られている。
発酵度は、産地と生産者によって異なり、それによって味わいも変わる。 |
大紅包、安渓鉄観音、高山茶 |
紅茶 (完全発酵) |
完全に発酵させたお茶。
中国の紅茶は世界的に有名で英国、フランス製の紅茶にブレンドされていることも多い。 |
祁門毛峰、九曲紅梅 |
黒茶 (後発酵) |
釜炒りされた茶葉を高温多湿の場所に堆積し、微生物の作用で発酵。
固形茶が多い。独特の香りが特徴。 |
プーアール茶、雲南茶、竹筒茶 |
花茶 (加工茶) |
花と一緒に加熱するなどして、花の香りを吸着させたお茶。
緑茶をベースにしたものが多い。 |
ジャスミン茶、菊花茶、山花茶 |
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