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バレンタインはもうすぐ。お店にはおいしそうなチョコレートがいっぱい並んでいますが、今年は手作りにチャレンジ! という方もいるのでは。イベントごとのお菓子作りは何にしようか考えるのも楽しいものです。

使い勝手抜群のタブレット状のジャム

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そんな手作り派にぴったりな、ちょっとめずらしいジャムを「FOODIE」で見つけました。それは「粒ジャム」。

「え? これがジャム? 」とびっくりしてしまうタブレット状のジャム。見た目からカラフルで、コロコロしていてかわいい! とテンションが上がります。でも使い慣れない材料ですし、どうやって使えば良いのか一見わからないのが正直なところ。製菓材料を販売している「クオカ」の木下舞マネージャーによると

「その特長は香りがしっかりしていること。特にメープル味は一番人気で、メープルシロップと比べて、生地に混ぜて焼いても風味がしっかり残ると好評です。また普通のジャムはふたを開けてしまうとあまり日持ちがしませんが、粒ジャムは常温で保存ができ、思い立ったときにすぐに使えてとっても便利。ジャムといってもタブレット状なので、生地に混ぜても水分で生地がゆるまず、扱いやすいのもうれしいところです」

(「FOODIE」より引用)

意外に思いますが、特徴的なのは香りなのだそう。普通のジャムだと加熱してしまうと、香りはいくらかとんでしまうのが残念なところですが、風味がしっかり残るのはうれしいですね。

ジャムというとビンやカップに入ったものが一般的で、一度開けると使い切るのが大変なときがありますが、日持ちするという点も見逃せないところです。タブレット状だとジャム特有の使った後のベタベタや、時間を置くと固まってしまい、洗い物が大変だったりする困りどころも解決できそう。思い立ったときにサッと出して使える便利さは抜群で、お菓子作りにはぴったり。

クオカでは粒ジャムは「メープル」「コーヒー」「ストロベリー」やなんと「カレー」まで、全8種類。豊富な味でパンやマフィンなどいろいろお菓子に使って楽しめそうです。ジャムの概念が一気に覆ってしまう粒ジャムですが、じつは2008年ごろから販売されていたそう。こんな使って楽しそうな材料、もっと早く知りたかったかも。

ポイントをおさえてよりおいしく

粒ジャムは粒であるがゆえ、使う際におさえておきたいポイントがあります。

「粒ジャムが液状に変化するためには、10分以上の加熱、水分と蒸気が必要です。マフィン以外のお菓子だと、蒸しパン、蒸しケーキ、パウンドケーキ、チーズケーキ、生地に厚みがあるドロップクッキーなどに向いています。反対に焼き時間が短いホットケーキ(=パンケーキ)、水分の少ないマドレーヌには向きません」

(「FOODIE」より引用)

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使うにあたって考えておきたいのは水分と温度。混ぜる生地の水分を吸収し、加熱されることでジャムに戻るのでそれを考えながら作ることがポイント。たとえばマフィンであれば、表面にトッピングしてしまうと焦げやすいので生地にしっかり混ぜ込むことが大事だそう。焼き菓子を作った後、一日置くとジャムがなじんでとろりとおいしい状態でいただけるようです。

バレンタイン用にチョコベースの生地にベリー系の粒ジャムを加えて甘酸っぱいマフィンを作ったり、甘いものが苦手な人にはカレー味を使って蒸しパンもおいしそう。手軽に使える粒ジャムは、おうちのお菓子作りで楽しく使える定番材料になりそうな予感です。

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