日々、めまぐるしく過ごしていると、好きなことや自分が求める心地よさを後回しにしてしまい、本当にやりたいことや、本来の「自分らしさ」を見失っているなと感じることがあります。

そんなとき、頼りたいのが「香り」のチカラ。リフレッシュにストレス解消にと、多くの女性が取り入れているのが精油ですが、自分に合ったものを探すのは楽しみでもあり、難しくもあり......。

アロマと星座がつながって香りの楽しみが広がる

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香り選びのヒントにしたいのが、自分の生まれた星座に合う香り。今回教えてくれるのは、ホロスコープセラピストで、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの田仲千春さんです。ホロスコープ(その人の生まれた星の位置)を読み解き、その人が元々もっている力を引き上げる香りをアドバイスしています。

田仲さんとアロマとの出会いは、お母様からもらった精油セット。子供の頃から呼吸器が弱く、季節の変わり目や環境の変化についていけなかったのが、精油を使うことで深い呼吸ができるようになりました。そんな実体験を経てアロマテラピーに興味を持ち、勉強を始めたそうです。

はじめ、精油は「家庭の薬箱」として、体調を整えるために使えればと思っていたという田仲さんですが、資格を取ったことでさまざまな縁がつながり、音楽や写真などから受けたイメージをもとにアロマミストなどつくって提案するといったアロマスタイリストの仕事をするようになりました。

知れば知るほど深まるアロマへの興味。いろいろな本を読んでいくなかで、ラベンダーは水星、ローズは金星のように植物と星が結びついていることを知り、占星術も学ぶことに。そうして、今の「ホロスコープセラピスト」という活動のスタイルにたどりつきました。

12星座、それぞれに合う精油がある

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自然界にある星と植物は、じつに神秘的な関係です。それぞれの星座に対応する精油があるなら、と田仲さんに教えてもらいました。

12星座別おすすめアロマ一覧

【おひつじ座】(3/21~4/19)
好奇心が旺盛で、力強いエネルギーの持ち主であるおひつじ座には、刺激を与え、始める力を高めてくれる種の精油「ブラックペッパー」がおすすめ。

【おうし座】(4/20~5/20)
五感で感じる心地よさを大切にするおうし座は、守護星が愛と美の星である金星の精油「ローズ」の心地よさと相性がいいです。

【ふたご座】(5/21~6/21)
身軽に動き回り、情報収集が得意。頭の回転も速く手先が器用で、バイタリティあふれるふたご座には「ペパーミント」の軽やかな香りがぴったり。

【かに座】(6/22~7/22)
強い愛情と母性にあふれ、家族やチームを守りたいと願うかに座には、子どもからシニアまで使える「カモミール・ローマン」を。

【しし座】(7/23~8/22)
楽しいことが大好きで、表現力と創造力に富んだしし座に合うのは、太陽の缶詰といわれ、光を集めたような果実「オレンジ・スイート」のオイル。

【おとめ座】(8/23~9/22)
自分を振り返り、分析し整理整頓。几帳面で人と人や、場の調整能力を持つおとめ座には、繊細な気持ちをなだめてくれる「ラベンダー」がおすすめ。

【てんびん座】(9/23~10/23)
何事にもバランスがよく、センスのある人が多いとされるてんびん座には、女性ホルモンのバランスを整える「ゼラニウム」を。

【さそり座】(10/24~11/22)
仕事に打ち込み、趣味に没頭。何事にも掘り下げる力を持つさそり座におすすめなのは、高まった気持ちを鎮める「サイプレス」。

【いて座】(11/23~12/21)
知的好奇心が旺盛で、知らない世界を見て自分の可能性を広げたいいて座には、抑えている感情を開放し、背中を押してくれる「メリッサ」を。

【やぎ座】(12/22~1/19)
物事を俯瞰して捉え、誠実で堅実、地に足をつけて生きるやぎ座には、根から抽出し、大地の香りを感じる「ベチバー」がぴったり。

【みずがめ座】(1/20~2/18)
クールな反面、博愛主義者でもあるみずがめ座の願いは"世界平和"と壮大。よりよい世界を築くため、今ないものを生み出すひらめきを与える「ユーカリ」が"らしさ"を引き出します。

【うお座】(2/19~3/20)
芸術的センスに長け、人を癒す優しい人。自分に迷いを感じやすいので、心を鎮めて安らぎ効果もある「クラリセージ」がおすすめ。

なるほど、星座の特徴ごとに香りを選ぶというのは新しい発見です。自分では選ばないような香りでも、使ってみると心が落ち着いたり、すうっと力が抜けてリラックスできたり。星が導いた植物との"相性"を実感できるかもしれません。

心と体のコンディションをアロマが教えてくれる

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田仲さんは「おうし座」ですが、おうし座に合うとされる「ローズ」や「イランイラン」などの女性性の強い花の香りは、あまり好みではなかったそう。

「でも、あるときイランイランの香りに涙が止まらなくなったんです。バリバリ働いていた自分は、イランイランの香りにおうし座本来の心地よさや、もっと甘えたい、もう少し女性らしくしたいと、心の底で思っていたのだと気づかされました」

鼻を近づけるだけで心が躍ったり癒されたりする、そんな香りの使い方も素敵。そして、さらにアロマを知れば、香りの感じ方で自分のコンディションを知ることができます。

「イライラ解消や頭痛の緩和といった"効能"ありきでアロマを学ぶのも役に立ちますが、香りが送ってくれるメッセージを受け取るのは楽しいですよ。同じ香りでも、日によって感じ方がまったく違いますから」

「もし精油をお持ちだったら、さっそく今日から試してみてほしい」と田仲さん。アロマを焚こうと気合いを入れるとかえって面倒にもなったりもしますが、マグカップにお湯を張って精油を数滴落とすだけでも、香りが広がってアロマを楽しめるとのこと。

自分の世界を広げてくれる扉を叩こう

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当時働いていたアパレル業界での仕事を続けたいと思っていた田仲さんが、ふとしたことで扉を叩いたのが「(公社)日本アロマ環境協会(AEAJ)」の「アロマテラピー検定」という資格でした。勉強を始めてすぐに、アロマテラピーの魅力にのめり込んだといいます。

まず「アロマテラピー検定1級」を取り、次に「AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー」に合格。翌年には「AEAJ認定アロマテラピーインストラクター」まで取得するという田仲さんのハマりよう。

内容がどんどん専門的になり、解剖生理学まで学んだときは「覚えなくてはいけないことが多く、記憶力との闘いでした」と田仲さんは笑います。

資格取得後は、肩書きを名乗れるだけでなく、AEAJのサポートを受けられるので安心。ワークショップを開く田仲さんにとって、何らかのリスクに備えたAEAJの"アロマテラピー保険制度"は心強い後ろ盾になっています。

「私がアロマの魅力を知るきっかけをくれたのは、"アロマテラピー検定"。この資格のおかげで今の私があると思っています。私の可能性を広げてくれました」

自分や周りの人を癒すことができ、趣味や仕事につながって可能性を広げてくれるアロマテラピー検定」。次回の試験日は2017年5月14日(日)。申し込み締切日は3月22日(水)です。何か新しいことを始めたいこの時期に、まずは身近で暮らしに役立つ香りを学ぶことからトライしてみるのもいいですね。

※文中の精油の効果は個人の感想によるものです。

アロマテラピー検定


aroma_profile.jpg田仲千春 さん

日本アロマ環境協会(AEAJ)の「アロマテラピー検定」取得をきっかけに、言葉や音楽・絵や写真を香りで表現するアロマスタイリストに。現在は「スールネ」を主宰し、ホロスコープを読み解き香りを処方するホロスコープセラピストとしても活躍している。



写真/内山めぐみ