1

一度にたくさんの野菜が摂れるので、煮込むだけで簡単に作れるシンプルな野菜スープをよく作ります。

具材の野菜はいつもだいたい同じなので、味付けの変化をつけるときはベースになる出汁でバリエーションを楽しんでいました。和風、洋風、中華風など、出汁が美味しいスープを作る決め手だとさえ思っていたところ、「FOODIE」で見つけたスープは、なんと出汁もブイヨンも使わないという驚きのレシピでした。

野菜の美味しさがわかる、3つのスープレシピ

スープ作家の有賀薫さんが作るスープは、素材の持ち味を引き出した、シンプルでやさしい味わいが特長。飲むというよりたっぷりの野菜を「食べる」スープです。

つぶしじゃがいものミルクポタージュ

170206_soup_01.jpg

材料(1~2人分)
・じゃがいも 2個(300g~350g)
 ※男爵、きたあかり、とうやなど煮くずれやすい品種
・牛乳 50ml
・バター 10g
・塩 適量
・粉チーズ 適量

作り方1. じゃがいもは皮をむき、半分に切ってから1cmの厚さにスライスする。厚手の鍋にじゃがいもと塩ひとつまみを入れ、かぶるぐらいの水を加えて約12~15分煮る。しっかりやわらかくなったら、ざるに上げて湯を切る。
2. 鍋にじゃがいもを戻し、火にかけて水分を軽く飛ばしてから火を止め、バターと塩ふたつまみを加えて、木べらなどでじゃがいもをつぶす。
3. じゃがいもがつぶれたら再び鍋を火にかけ、牛乳50mlと水100~150ml(分量外)を少しずつ加えて好みの濃度にのばす。最後に粉チーズの塩気を考慮して薄めに塩で味を調え、器によそって粉チーズをふる(粉チーズがないときは粗塩をトッピングする)。

(「FOODIE」より引用)

にんじんと干しぶどうのスープ

170206_soup_02.jpg

材料(2人分)
・にんじん 1本(約200g)
・レーズン 20g
・なたね油 大さじ1
 ※オリーブ油やサラダオイルでも可
・塩 適量

作り方1. にんじんは皮をむき半分の長さに切り、スライサーで縦に細切りにする。
2. 鍋になたね油を入れ、にんじんと塩小さじ1/2を入れてゆっくりと焦がさないように炒める。焦げ付きそうになったら水を大さじ1~2(分量外)ずつ足しながら炒める。
3. にんじんの赤みが増しよい香りがしてきたら、水450ml(分量外)とレーズンを加えて温める。塩で味を調えたら完成。

(「FOODIE」より引用)

ミックスきのこのトマトスープ

170206_soup_03.jpg

材料(2~3人分)
・きのこ(好みのものを3~4種類) 200g
・たまねぎ(薄切り) 1/2個分
・トマト缶(ホール) 1缶
・オリーブ油 大さじ3
・塩 適量

作り方1. きのこは乾いたキッチンペーパーなどで汚れをふいてから石づきを取り、しめじ、まいたけ、エリンギなどは手で食べやすく割く。しいたけやマッシュルームなどは包丁でスライス。
2. 鍋にオリーブ油大さじ2を入れて熱し、きのこを広げるように入れ、動かさずにしばらく強火にかける。きのこに軽く焼き目がついたら、大きく返して塩ふたつまみと水30ml(分量外)を入れ、水分が飛ぶまで加熱する。
3. 鍋にたまねぎ、オリーブ油大さじ1、塩ひとつまみを入れ、中火にかけて3分炒める。鍋にトマト缶のトマトをつぶしながら汁ごと加え、塩をふたつまみ足して約10分煮る。トマトが少し煮詰まったら、2のきのこと水500ml(分量外)を加え、沸騰したら弱火で約5分煮る。塩で味を調えたら完成。

(「FOODIE」より引用)

どれも家にある食材で作れる簡単なレシピ。ミキサーなど特別なアイテムも必要ないようです。これまで、スープを作るときは「どの出汁で作るか」をまず考えていたのですが、たまには「どの野菜を主役にするか」を考えて、素材の食感や旨味をしみじみ味わうスープ作りにチャレンジしてみたいなと思いました。

FOODIE

Ranking

RELATED ARTICLES