一服のお茶をいただくとき、いつも思い出す文章があります。それはベトナムの僧侶、ティク・ナット・ハンさんのこんな言葉です。

お茶を楽しむためには、人は完全に、今という時に目覚めていなければならない。今という瞬間を意識している時にのみ、手は茶わんの温かさを感じることができる。

(『魂の伴侶』P64より引用)

バリスタがハンドドリップで淹れる日本茶

後悔や不安を忘れて、今を楽しむ。そんなひとときのお供であるお茶には、感覚も研ぎ澄まされるようなこだわりがほしいもの。そこでぜひ訪れたいのが三軒茶屋にオープンした、日本茶「green brewing」のブランドストア1号店となる「東京茶寮」。なんとカフェのスペシャリティコーヒーのように、店内のカウンターでバリスタがハンドドリップで日本茶を淹れてくれるのだとか。

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しかもドリップするお湯の温度を1煎目(70℃)、2煎目(80℃)、3煎目(80℃~)と変化させることで、アミノ酸・カフェイン・カテキンの抽出具合をコントロールし、同じ茶葉を3煎味わえるというのも魅力。日本茶のために開発されたというドリッパーと職人の技術が、どのような味となって伝わるのか興味津々です。

<東京茶寮イメージムービー>

新感覚から王道までこだわりの茶葉

使用する茶葉は通常ほとんど流通しない、単一農園・単一品種の希少な茶葉を全国各地から仕入れているそう。たとえば「ほのかに紅茶のような香りのする華やかさが魅力」の「宵の七曜星」といった新感覚の煎茶をはじめ、「王道のお茶を味わいたい人におすすめ」という「やぶきた やめ」など、シングルオリジン茶葉を中心に7種に厳選されています。個人的には「和栗のような甘み」が感じられるという「はるもえぎ」が気になるところ。違いを明確に感じられる飲み比べメニューも用意されています。

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おうちで試したいという人には、(いまは商品の販売を一時停止しているようですが)オンラインショップにてドリッパーセットが用意されています。おうちでもホッとするひとときを楽しめそうですね。

ミニマルな内装なので、気も散らずにゆっくりとお茶を楽しめそうな「東京茶寮」。今という時に目覚めたくなったら、ひとりでも気軽に立ち寄りたいものです。

東京茶寮

住所 東京都世田谷区上馬1-34-15
※田園都市線 三軒茶屋駅 南口Bより徒歩7分
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜日(祝日の場合翌日休み)