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ヨガをしている人たちの間でよく知られる「Yogi Tea(ヨギティー)」は、ヨガの名師であるヨギ・バジャン氏が生徒にいつもふるまっていたチャイがはじまり。その後、アーユルヴェーダに基づいていくつものフレーバーが生まれました。

インドらしい巧みなスパイス使い。そのなかには漢方薬(生薬)として知られるものも多く、まさにハーブティーと漢方を合わせたような存在と言えます。淹れやすいティーバッグになっていて、アーユルヴェーダの知恵を手軽に取り入れることができるヨギティーは、ヨガをしていない人も飲みたくなる魅力がいっぱい。

気分や目的で選べる51のフレーバー

一番の特徴はフレーバーの種類の多さ。なかでも心身の不調や気分に合わせて選べるようにブレンドされたシリーズが有名で、箱にどーんと「安らかな眠り」「デトックス」「のどの保護」「ウーマンバランス」「輝く若さ」などと書かれていて明快で選びやすいです。

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箱の外まで漂う複雑なスパイスの香りから、飲んでみるまでは「薬っぽくて苦かったりするのかも」とも考えていたのですが、それはまったく裏切られました。どれもブレンドのバランスが絶妙で、とにかくおいしい。ひとつの味や香りが突出するのでなく、個性豊かなスパイスたちが混然一体となっているのです。やはり、インド人はスパイスの扱いに熟達しているのだなと再認識しました。

お気に入りは、免疫力を高めてくれるエキナセア

私がいくつか試したなかでお気に入りは「エキナセア」。免疫力を高めて、ウイルスへの抵抗力を強める働きがあるというエキナセア(ムラサキバレンギク)が配合されているので、アレルギー体質で風邪もひきやすい私には毎日でも飲みたいブレンドです。

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ブレンド内容:シナモン、エキナセア、ショウガ、フェンネル、ルイボス、ローストチコリ、キャロブ、カルダモン、バジル、ゴボウ、ウコン、ブラックペッパー、レンゲ、バニラ

ほかには、「生きる喜び」(英語版でHeartwarming、イタリア語版では「歓喜と陽気」)も気に入っているフレーバー。ついつい不安や心配事ばかりが頭を占めてしまう私に明るい活力を与えてくれる味。「ウーマンバランス」は、女性のバイオリズムを整えるといわれるヨーロッパキイチゴの葉がブレンドされていて、日本での人気No.1だそうです。

毎回あたらしい金言とイージーヨガポーズ

おもしろいのは、ティーバッグのタグ部分にヨガ的なポジティブ&愛あふれる金言が書かれていること。メッセージは毎回違うので、日めくりカレンダーのように開けた瞬間ごとにインスピレーションを与えてくれます。英語で書かれているので英語の勉強にも一役買ってくれそう。

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「心の平穏がわたしたちに喜びをもたらしますように」

たとえば「An attitude of gratitude brings opportunities(感謝がチャンスを呼びよせます)」「Say it straight, simple and with a smile.(発言するときは率直に、シンプルに、笑顔を添えて)」といった具合。Instagramでもたくさんのタグがシェアされていますよ。

さらに、パッケージ(箱)にはヨガポーズがひとつ載っていて、ヨギティーの効果をより高めることができるようになっています。やさしいポーズで、図解もわかりやすいのでヨガをやったことのない人でもできるはず。たとえば「深呼吸」ブレンドのパッケージには、全身を使って呼吸を深めることができる前屈のポーズ。

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公式サイトではアーユルヴェーダで3つに分類されるドーシャ(気質)に対する作用も確認できるほか、欧州サイトではひとつひとつの材料についての説明やヨギティーを使ったドリンクやお菓子のレシピも載っています。

いつものブレイクタイムに、「今日はどんな気分かな? どこか調子がよくないところはないかな?」と自分の心と体に思いを巡らせることができるヨギティーは、手軽にできるセルフケア。新年の新習慣に取り入れてみるのもよさそうです。

Yogi Tea

※日本では、ヨーロッパ発のメーカーアメリカ発のメーカーのものが手に入ります。ルーツやコンセプトは同じですが、ラインアップや原材料、配合、風味が異なるようです。ヨーロッパ版はすべての原材料がオーガニックですが、アメリカ版は一部オーガニックでない原材料が含まれます。

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