先日、子どもたちが通う牧場で、馬術の大会がありました。

「乗馬」というといささかセレブなイメージがありますが、こちらの牧場はそんな乗馬の先入観を根底から覆してくれます。ここには馬を始め、山羊や犬、猫に鶏などがわんさかいて、そこいらじゅうほとばしる野生に溢れています。どの動物も思いのまま繁殖し、やがて子を宿す。なので、わざわざ性教育などせずとも、動物たちの有り様を見ていればわかる、というもの。

そこでのびのび遊んでいるものですがら、裸足や裸族(さすがに年齢によりますが)は当たり前、大雨になれば水たまりにダイヴもする。
しかしそんな牧場っ子でも、大会となるとピシッと決めます白シャツにスリムパンツ、足元は乗馬ブーツ。馬子にも衣装とはよく言ったもの。みんないかしてました。

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この大会は3歳から大人まで、幅広い年齢層が参加します。競技は2種目。ターンやジグザグなどの障害を飛ぶ「ジムカーナ」と、バッテンのポールを飛び越える「クロスバー」。そのどちらにも参加した息子はクロスバーで6位、娘はジムカーナで6位。二人ともお疲れ様! 「緊張した?」と聞くと、「少しね」とはにかみ顔。普段なかなか見ない表情だったので、たまにはこんな「大会」もいいもんだなぁと思いました

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他の子どもたちも大健闘。賞状をもらったり、参加賞でおもちゃをもらったり、実にほのぼのとした佳き日でした。お天気はあいにくの雨模様だったのですが、それでも馬はものともせず。

観客の私たち父兄にとってこの年に一度の大会は、「運動会」に当たります。ちらし寿司や唐揚げ、おむすびなど頬張りながら、ドキドキと我が子の晴れ舞台を見守る日。「来年は絶対に優勝する」と言い放った息子。おお! 来年が楽しみだなぁ。

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