からだを温め、香りも高く、自然な甘さが楽しめるうえに、栄養満点な食材とあって人気の酒粕。それをよりおいしくいただける、こだわりの酒粕スイーツを3つご紹介。
冷たくても腸活、酒粕ジェラート
乳製品を一切使わずつくられた、乳酸菌発酵酒粕ジェラート「mui(むい)」。酒粕を、さらに乳酸菌で発酵させた「ダブル発酵」のあたらしいスイーツです。フローズンヨーグルトのようななめらかな舌触りだから、口に入れた瞬間にしあわせを感じそう。
フレーバーは、「プレーン」「苺」「玄米珈琲」の3種類。原材料は酒粕、てんさい糖、豆乳と、そこにそれぞれ苺や玄米珈琲がプラスされているだけの、100%植物性の素材。冬でもアイスを食べたいときは、お口はひんやり冷たいのに、腸をじんわりとあたためてくれる「mui(むい)」がベストかも。
老舗の味。なめらかですっきりしたあま酒
手軽なのに栄養バランス満点のスーパードリンク、甘酒。なかでも「和菓子屋のあま酒 榮太樓×獺祭」は、老舗和菓子屋の「榮太樓總本鋪」と、国産の酒米「山田錦」を磨き抜いてつくる純米大吟醸「獺祭」の酒粕を使用した甘酒です。
もちろん無香料・無着色、液糖以外の余計な材料は不使用。酒粕をじっくりと時間をかけて攪拌し、さらに高圧力で乳化させているから、口当たりがなめらかで、すっきりと飲みやすくなっているのです。ちょっとぜいたくなこだわりの甘酒だから、年末年始にでも、みんなで楽しくいただきたいものです。
素朴な味わいのキャンディー
「日本酒市場の活性化」の願いを込め、老舗酒蔵「菊正宗酒造」の香り高い酒粕を使用してつくられた、冬季限定の酒粕ソフトキャンディー「ソフト酒粕飴」です。
2015年に冬季限定商品として新発売されたところ、そのなめらかな口溶けと控えめな甘味で人気を博したため、2016年はあらたに「ソフト酒粕飴 抹茶味」と「ソフト酒粕飴 生姜味」の2フレーバーを加え、合計3アイテムとなりました。素朴な味わいで、どこか懐かしい「酒粕飴」。アルコール分0%なのに、しっかりと風味がたのしめるから、酒粕好きにはたまらないキャンディーではないでしょうか。
タンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、食物繊維だけでなく、脂肪・コレステロールを取り込み、体外へ排泄する「レジスタントプロテイン」といった栄養成分も含まれるといわれる酒粕。スイーツというかたちで、おいしくいただくことで、この冬も美しく健康に過ごしたいものです。