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我が家には17歳のおばあちゃん猫がいるのですが、自然と猫好きの方に会う機会が多く、日頃は猫の話ばかり。けれども動物は人と同じく個性があって、みんなそれぞれ愛らしいもの。身近には、犬とともに生活する友人も多く、写真や動画を見せてもらっては、親戚の子どもを見るように目を細めています

動物好きが高じて、動物の形をしたお菓子やパンにまで目がないのですが、秋田土産にいただき歓声をあげたのが、この「大鳳堂」の「ハチ公サブレ」。コロンと丸い犬の姿も、バター風味の素朴な味も、ほっと優しい気持ちになります。

優しい気持ちになる、ハチ公サブレ

ハチ公といえば、渋谷駅前の銅像が有名ですが、生まれは大正12年の秋田県大館市。生後50日前後で、東京帝国大学農学部教授の、上野栄三郎博士が引き取ることになったそうです。それからは博士とともに食事をしたり送り迎えをしたり、二人は心の通い合う本当の家族に。博士が急逝した後も、渋谷駅の改札前に座って、博士の帰りを待ち続けたのは有名な話です。

ハチ公の故郷・大館市では、「ハチ公慰霊祭」や「ハチ公生誕祭」が行なわれたり、大館市の各所にハチ公像が点在しているそう。毎年2月には飴の露店がずらりと並ぶ「大館アメッコ市」が開催されるのですが、お菓子好きとしてはいつか行ってみたい憧れのお祭り。この日に飴を食べると風邪を引かないと言われ、秋田犬のパレードもあるそう。

大館市には他にも、ハチ公やバナナがモチーフの最中、曲げわっぱまんじゅうなど個性的なお菓子のある町。ハチ公サブレを頬張りながら、来年こそはと大館への旅を思うのでした。

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