ニューヨークはファッションだけでなく、食べ物でもトレンドの発祥地。そんなニューヨークで現在大人気だというのが「赤いクロワッサン」です。
秘密は、レッドココアを練りこんだ生地
この「赤いクロワッサン」が販売されているのは「ユニオン・フェア」。その目の覚めるような発色の良さと、期待を裏切らないおいしさで人気を集めています。
レストランはクロワッサン専門店ではなく、通常のブランチやカクテル、また夕食も楽しめる普通のレストラン。しかしその店の知名度はクロワッサンをきっかけに世界中に広まるところとなり、変わったクロワッサン目当てに人々が押しかけます。
例えば、カラフルなレインボーが特徴の「バースデー・クロワッサン」や、ハイブリット・デザートの代表格「クリームブリュレ・クロワッサン」。クッキー&クリームが生地に練りこんである「クッキー&クリームクロワッサン」に、お天気が良い日には外で楽しみたい「アイスクリーム・クロワッサン」。
バースデー・クロワッサン
抹茶アイス・クロワッサン
見ているだけでかじりつきたくて、ワクワクしてきます。
レッドココアの健康効果は?
新しいもの好きなニューヨーカーたちを虜にした「レッドココア(赤いココア)」という食材。ココアといえば従来は深い茶色でしたが、今やレッドココアの名が世界中でもじわじわと浸透しつつあるトレンドを感じます。赤いココアの先駆者ギッタードの代表クレイグ・ハリス氏によると、赤いココアは主に赤いカカオ豆を使用。伝統的なダッチ・プロセスにより、アルカリで中和を行いながらココアパウダーを制作。風味・香りも滑らかながら、独特のきれいな赤い色が出ると言います。
一般的に、ココアに含まれるポリフェノールはリラックス効果を生むといわれています。動脈硬化を予防したり、そのミネラル成分によって体調を整えてくれたりと様々な健康効果が期待できるそう。しかし、赤いココアが通常のココアよりも抗酸化作用がずば抜けて高いかというと、ハリス氏によれば、必ずしもそうではないようです。
食紅を使わずとも自然のキレイな色を付けることができる食材として、主にパティシエたちに重宝される赤いココア。2016年11月から日本でも明治屋・北野エース・Kaldiなどで徐々にお目見えする機会が増えるそうで、楽しみです。マフィンにケーキ・クッキーにと様々な用途が広がり、クリスマスやバレンタインへのアイディアも膨らんできそうですね。
photo by Thinkstock/Getty Images
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