偏食やダイエット、ビタミン不足や月経過多など、体形にかかわらず女性の体は貧血になりやすいといわれています。日常生活のなかでできる貧血の予防法ライフハッカー[日本版]で見つけたのでご紹介します。

鉄の調理器具を使えば鉄分は増える

貧血は体内から鉄分が不足する鉄欠乏症状です。鉄分を摂取する方法としては、鉄分豊富な食事をする以外に、鉄のフライパンや鍋で調理した食事をするのも効果的なようです。

例えば、目玉焼きを鉄のフライパンで調理すると、普通のフライパンで調理するよりも、約2mgも多く鉄分が含まれます。パンケーキの鉄分の場合は、普通のフライパンの場合が0.81mgで、鉄のフライパンだと1.31mgに増えました。しかし、鉄のフライパンで調理しても、すべての食品の鉄分量が増えるわけではありません。さらに、ここで増えるのは、赤身肉などに含まれるヘム鉄よりも体内での吸収が少ない非ヘム鉄ですが、ビタミンCや酸性のものによって、鉄分の吸収は増加します。月経中や妊娠中の女性、ビーガン(厳格な菜食主義者)、ベジタリアンの人たちなど、鉄分が不足しがちな人たちは、鉄のフライパンや鍋の効果をより期待できるでしょう。

ライフハッカー[日本版]より引用)

鉄分の王様だと思われていた「ひじき煮」に、実はそれほど鉄分が含まれていないという事実が判明して残念に思ったのは記憶に新しいと思います。鉄分が多いと思われていたのは鉄鍋を使っていたからで、現代ではステンレスの調理器具を使うのが一般的になっていることから食品成分表の数値が低く改訂されたのでした。この記事はそういった理由をポジティブにとらえた考え方だなと思いました。

1日に摂取する鉄分の推奨量は、健康な成人男性が8mgで、健康な成人女性は18mgです。(中略)鉄のフライパンや鍋で調理をするなら、より新しいもので、シチューなど液状の食品を長時間調理した方が、より多くの鉄分を摂取できるというのは覚えておきたいところです。(古く、油のよく染み込んだフライパンはその逆です)

ライフハッカー[日本版]より引用)

どんなに体に良いものでも適量を守るように注意しましょう。

貧血というと、色白の細い女性が立ちくらみしているイメージが強いですが、肩こりや頭痛、爪が割れたり髪が抜けやすくなったりすることも、実は貧血が原因である場合があるようです。イメージが先行して正しい病気を放置しないように気をつけたいですね。「目」を見るだけでわかるという体の健康チェック方法ライフハッカー[日本版]からあわせてご紹介します。

目を見るだけでわかる体の健康チェック

まぶたのむくみ:肝臓、腎臓機能の不調(水分調整がうまく働いていない、やたらと疲れやすい、足腰がだるい、ノドが渇く、尿の出が悪いなど)。
クマがある:生活習慣の乱れによる血流不足(喫煙、暴飲暴食、精神的ストレス、過労、夜更かしなど)。
目の周りが窪んできている:疲労の蓄積により、体全体の水分が不足している。
まぶたの裏が白っぽい(下まぶたをめくった部分):体全体の血液量が不足している、貧血気味。
まぶたに肌色の小さな塊がある(痛みのない脂肪のかたまり):コレステロールの過剰摂取。
ものもらいができる:体の抵抗力、胃腸機能の低下。

白目が黄色い:肝臓、胆嚢の機能の不調(白目や皮膚の黄疸)。
白目が赤い:血行不良(目の疲労、精神的なストレスの高まり)。

薄目を開けて寝る:胃腸の不調、全身の筋力が低下している、眼輪筋(目の周りの筋肉)の衰え、貧血などの症状。
涙が異常に出る(風に当たると涙が出る):肝臓機能が低下している。

ライフハッカー[日本版]より引用)

目だけでこれだけの情報がわかるなんで驚きです。体調不良で病院へ行ったとき、お医者さんがまず目やまぶたの裏をチェックする意味がよくわかりました。体の不調や疲れを感じたら、自分で鏡をみて目の状態をチェックしてみたいと思います。家族や友だちの目を見て、お互いにチェックし合うというのもいいかもしれませんね。

ライフハッカー[日本版]

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