30代からの心地よい働き方を考えています。

ターニングポイントの多い女性の30代、いままで通り働き続けることが難しくなるのはなぜ? 働き続けたいならどうしたらいいの?

ターニングポイント:結婚

まずは、結婚。マイロハスのTwitterで「結婚したら仕事辞める?辞めない?」とアンケートをとったところ

「辞めない(辞めていない)」との回答が69%と「辞めるつもり(辞めた)」31%を大きく上回りました。「結婚したってこれまで通り働ける!」そう思っているけれど、実際には――

こんな声もあるように、結婚して働くのには、家族の協力が不可欠。働きたい気持ちはあっても、夫の仕事の都合で辞めなくてはいけなくなったり、フルタイム勤務が難しくなったり、いまだに家庭に入ってほしいという考え方の人もいたりと事情はさまざまです。

もちろん環境はあまり変わらなくても、独身のときは自分の思い通りにできていた食事や家事への関わり方や負担が変わってくるため、いままで通り残業して外食して……ということは少なからず難しくなります。

ターニングポイント:妊娠・出産

次に、妊娠。妊娠初期は流産のリスクも高くつわりや体調不良、「子育てなんて本当にできるのかな?」といった不安もあり、からだも心も不安定になりがち。さらに、「妊娠したことを上司にいつ? どう伝えるか?」「産後も続けたいのか?」など考えなくてはいけないことが山積みになります。つい「いままで通り、働き続けるなんてできないかも」と弱気になることも。ひどいつわりや、重労働のため、職場のマタハラ問題などで泣く泣く仕事を辞めたという声も。

結婚したら、先のことも踏まえて、こんなことを意識しておく必要がありそうです。

ターニングポイント:復職

妊娠中に働き、出産という難関を乗り越えて、復職。

今度は、家族だけでなく会社の協力(もちろん保育園も)も必要不可欠になります。なんとか復職しても、子育ては状況が日々変わるもの。子どもが保育園になじまない、体調崩して休みがち、よって仕事がはかどらない、夜も夜泣きで眠れない、自分も体調不良、夫もフォローしてくれない……「私、ここまでして働く意味あるのかな?」ワーキングマザーには、次から次へと別の悩みがでてくるのです。

そんな風に葛藤しながら働いていることをわかってくれる人もいるし、もちろんわかってくれない人もいます。そんなときは、あきらめて割り切ってしまうのがいいかもしれません。マイナスに捉えるのではなく、「そりゃ環境が違えばわからないよね、私もわからなかったし」とプラスに捉えること。自分なりに周りとコミットして、いかに短時間に集中し会社に貢献していくかが、自分と会社にとって気持ちよく働くカギになると思います。

こうしてみていくと、ターニングポイントを乗り越えて働き続けるのに必要なものは、自分の意思だけではないことがわかります。さらに、心地よく働くのに必要なのは、家族や周囲の「協力」「応援」、自身の「努力」「一人で抱え込みがんばりすぎないこと」。そして、ワーキングマザーとしての悩みを分かり合える仲間や環境を作ることも重要だなと感じています。

また、その場その場で悩み、決断していくのはかなり消耗します。迷わないためにも、30代になったら、自分はこれからどうしたいのか? ざっくりとでも、ちゃんと事前に人生プランを考えておくことをおすすめします(普通はしてますよね、恥ずかしながら私は全くしていませんでした……)

次回からは、30代のワーキングマザーが、どのようにターニングポイントを乗り越えてきたか、リアルな声をあわせてお伝えしていきます。

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image via shutterstock

(マイロハス編集長代理 丸山)

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