先週末、アメリカの東部十数州を歴史的な暴風雪が直撃し、推定6500万人に対して外出禁止の警告が出されました。

金曜日、学校に娘を迎えに行くと、ちょうど授業で天気について学んだそうで、「夜からブリザードになるよ! たいへんだよ!」と興奮気味。

アメリカは嵐などに名前が付けられることが多いのですが、今回の暴風雪は「スノー(Snow)」と「ゴジラ(Gozilla)」を掛け合わせて、「スノージラ(Snowzilla)」と名付けられ、何度も繰り返しニュースが流されました。

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スーパーマーケットも食料品などをまとめ買いする人達で混雑していて、町中がザワザワとしていました。

土曜日の朝、目を覚まして窓を覗くと外は暴風雪で真っ白で、道の向こう側さえ霞んで見えました。

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一時的に風が弱くなったので、様子を見に外に出てみると、何とスキー姿で移動している人の姿が!

夫がソリを持ち出し、娘を乗せてちょっと家の前を往復。でもまた風が強くなってきたので室内に戻り、一向に止む気配のない雪を眺めては1日を過ごしたのでした。

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日曜日の朝は、嵐が去った翌朝特有の見事な青空が現れました。

真っ白な雪に包まれた街はまるで別世界、路上に止めてあった車はすっかり埋もれていてアンテナの先しか見えないのには驚きました。

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NYのセントラルパークでは68センチの積雪を記録し、1869年以降で何と2番目に多い積雪量だったそうです。でも我が家の裏庭の端のほうは80センチくらい積もっていて、感覚的にはもっと多く積もったように感じました。

大人達は雪かきで大忙しですが、子供達は大喜びです。色とりどりのソリを片手に公園に出掛けて行く姿を沢山見かけました。

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今冬はとても暖かくて桜の花が咲いてしまう程だったのに、突然こんな歴史的暴風雪に見舞われるとは。しかも同じ日に、沖縄本島でも観測史上初の雪が降ったとニュースで知り驚きました。

以前ハリケーン「サンディー」がNYを直撃した時もそうでしたが、こうして都会に住んでいると自然に対しての恐れを忘れてしまいがちです。そして自然の持つ圧倒的な美しさも……。壮大な自然の力にハッとさせられた週末でした。

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