広告やデザイン業界などでよく使われる「シズル感」という言葉。おいしそうな感じや、みずみずしさなど、感覚を喚起する表現で使われますが、この「シズルワード」について、どの言葉がいちばんおいしそうかという調査が行われていました。

皆さんは次のどのワードに、もっとも欲求を刺激されますか?

あっさりから濃厚へ

リサーチ・データの分析を行っている株式会社B・M・FTが対象1,800人に行った調査結果によると、「もちもち」にいちばん票が集まったそう。

じつはこのシズルワードの調査、2003年からほぼ毎年行われており、この10年あまりでふたつの大きな変化が見られたそうです。

そのひとつが、擬音や擬声語などのオノマトペ化。今回もっとも票の多かった「もちもち」は、2003年の最初の調査では14位だったそう。しかし、2010年以降、ほぼ1位を占め続けているのだとか。同様に、「ふわふわ」「とろーり」「もっちり」などのワードもここ10年で順位を大きくアップしているそうです。

またもうひとつの変化が濃厚化。「あっさりした」「後味すっきり」という言葉がダウンし、一方で「濃厚な」「リッチな」という言葉がアップしているとのこと。

食感にしろ味覚にしろ、どうやら「食べ応え」を感じさせるものに魅力が集まっているよう。最近では海外から豊かな味わいの食べ物が増え、ますます濃い味を求めるようになっているのかも。しかし、味の濃いものは体への負担も大きいもの。ほどほどにして、健康的に食を楽しみたいですね。

(マイロハス編集部)

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