実話をもとに映画化された『はなちゃんのみそ汁』が公開中ですが、映画のなかで、母は娘に「おみそ汁は作れるようになっときいね。それさえできりゃ、何とか生きていけるけん」と言ってみそ汁づくりを教えます。

でも、いざ考えてみると、自分で作るみそ汁の具材っていつも似たような顔ぶれになっていないでしょうか。

女性の不調にあわせた、みそ汁レシピ

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そんなときに参考にしたいのが、『おくすり味噌汁114』(ワニブックス)です。

この本では「体を温める」「エネルギーを補う」「巡りをよくする」「デトックス」「消化を助ける」「体をうるおす」「熱を冷ます」「心に効く」の8章にわけ、とくに女性が気になる症状に応えてくれそうな、意外な具材を組み合わせたレシピを紹介しています。

たとえばこの時期、冷え症に悩む人も多いと思います。そうした人向けとされているのが、定番のしょうがを千切りしたものにそぎ切りの鶏ささみ肉を入れたみそ汁。じつは鶏肉にも体を温める力があるため、これは最強のタッグと言えるかもしれません。

サバ缶をみそ汁に! 豚汁は乾燥肌に

頭痛や肩こり、生理痛、便秘など血液の循環が滞ることが原因の不調を抱えている方には、免疫力を高めるしめじと解毒作用が期待できるえのき茸のみそ汁、疲れをやわらげ、さらにはアンチエイジングの効果もあるというサバ缶と長ねぎのみそ汁がよいそう。

そして、おなじみの豚汁は、豚肉が体をうるおし、疲労回復にもつながるビタミンB1を含んでいます。体力が衰えると、水分不足が生じるそうなので、乾燥肌やドライアイなどが気になる人にもいいそうです。

ほかにもこの本では、みそやだしの種類、そして1杯分ずつのみそとだし、具材をラップで包んだ「みそ玉」のレシピも紹介されています。

あらためて「みそ汁ってすごいなあ」と実感できる一冊です。

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