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女性は変化する生き物です。もちろん、男性も変化するのですが、女性は月経があり、より変化に富んでいます。それに月経は、月に一度のデトックス。女性は毎月新しく生まれ変わるのです。

とはいえ、PMS(月経前症候群)や月経中のだるさ、お腹などの痛みから月経なんてなければいいのに! と思う方も多いよう。私もかつてはひどいPMSや月経痛に悩まされ、月経期間は痛み止めが欠かせませんでした。薬なしで過ごすのがベストですが、薬を飲むこと自体は悪いことだとは思いません。痛みをこらえることがストレスになったり、知らず知らずのうちに体に力が入って血流が悪くなったりするので、つらいときは薬に頼っていいと思います。でも、痛みやだるさなど不快な症状は体からのメッセージ。体がなにかシグナルを発してるということを認識した上で、薬を飲むのがいいかなと思います。

月経痛の対策としては、血行を良くすること、温めることが効果的です。月経前になると甘いものが食べたくなる人も多いかもしれませんが、お砂糖はクーラーのようなもの、できるだけ控えるようにします。何か甘いものが食べたい! というときは干し柿や干し芋、デーツなどがおすすめです。こっくり甘いので満足度が高いのです。食べなれると、お砂糖がちょっと刺激的すぎるな、と感じるようになるかもしれません。ヨモギ茶やラズベリーリーフのお茶は、子宮の働きをサポートしてくれます。黒ごまをすり鉢であたり、同量の黒砂糖と混ぜたものを、朝晩小さじ1杯ずつ食べるアーユルヴェーダの処方は、月経の不調によく効きます。

女性特有の不調を解消するような食べ物は他にもあるのですが、一番大切なのは、自分のライフスタイルを振り返ること。日々の食事や睡眠はどうでしょうか? まずはネガティブ要因を取り除きます。そうすれば体は自分の力でなんとかしてくれるもの。その上で必要であれば、体の力をサポートしてくれるものを取り入れる。自分が変わることなしには、何も変わらないのです。

今日食べたもの:春菊と大根の皮のナムル

大根の皮は、コリコリとした食感できんぴらや炒め物などにもぴったり。皮だけをぬか漬けにするのも好きです。今回は香りのいい春菊とあわせてナムルにしました。

大根の皮は千切り、春菊は適当なサイズに切ります。鍋に湯を沸かし、塩を少し入れ、大根の皮を入れます。ひと呼吸おいて春菊も加え、春菊が鮮やかな緑色になったらすぐにザルに上げて冷水にさらして水を切ります。

ボウルに大根の皮と春菊を入れ、ごま油をひと回ししてよくなじませます。ごまちぎった海苔を加えてよく混ぜてできあがり。

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