日に日に寒くなる季節、温かい飲み物のおいしさをしみじみと感じます。お茶の名産地といえば、静岡を思い出しますが、日本茶だけではなく、紅茶もつくられているのをご存知でしょうか。

皇室への献上茶もつくっている、老舗のお茶屋さん「荒井園」では、その名も「富士山紅茶」というネーミングの紅茶がつくられています。

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国産の紅茶品種と緑茶品種で製茶した純国産の紅茶で、イギリスの品評会「グレイテストアワーズ」紅茶部門で3年連続金賞をとっているという実力だそう。

緑茶のようなほのかな渋みと甘みの紅茶

紅茶の本場はイギリスですが、日本の紅茶づくりは1874年(明治7年)から行われていたそう。当時の政府により、茶業の奨励事業のひとつとして、紅茶の伝習と製造を行ったことに始まっていますが、ここ数年の間に日本の紅茶が静かなブームになっています。

やわらかな香りや優しい味わいが多いのが特徴だそうですが、なにより、身近なところでつくられているのは、品質や製法などに安心感があります。

寒暖の差が大きく、清涼な水がふんだんに流れる富士山の裾野。そんな大地で育まれた茶葉の味わいは、まさに「和のテイストの紅茶」。紅茶なのに緑茶のようなほのかな渋みと甘みがあります。

洋菓子にも和菓子にも合うオリエンタルブレンドは、ちょうどいまの時期においしい、栗やかぼちゃを使った、こっくりとしたスイーツともベストバランス。豊かな香りを楽しみながらゆったりとした気分で飲めば、パワースポットである富士山の恵みもいただけそうな気分です。

荒井園

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