忘年会やクリスマスなど、パーティシーズンに欠かせないコース料理のひとつとして、フランス料理は外せません。フランス料理といえば、ホテルのレストランや三ツ星シェフのお店でいただく印象ですが、実は自宅でも、思ったより簡単でヘルシーなフランス料理を作れるのです。

フレンチに薬膳の要素を取り入れる

元パリコレモデルで、現在は麻布十番でフレンチ薬膳のケータリングサービス「CHER VOUS SAKAI (シェル ヴ サカイ) 」を展開している坂井美穂さんに、自宅でも簡単に作れてカラダにやさしく、ポカポカあたたまるフランス料理のレシピを教えていただきました。

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桜えびのポタージュ

桜えびのポタージュ(作りやすい分量 4人分)

◎材料

桜えび 10g
玉ねぎ 150g
セロリ 50g
じゃがいも 80g
コンソメ 小さじ2
水 400cc
豆乳 50cc
オリーブオイル 大さじ1
塩・コショウ 少々
ピンクペッパー 適量

◎作り方

1. 玉ねぎ、セロリは薄くスライス、ジャガイモも小さ目に切る
2. 鍋にオリーブオイルをひき、桜えびを入れて香りが立つまで炒める
3. 玉ねぎ、セロリを入れ火がまわったらジャガイモを入れて更に炒める
4. 全体に火がまわったら水、コンソメを入れ蓋をして柔らかくなるまで煮る
5. 粗熱を取りミキサーにかけ、鍋に戻し入れたら豆乳、塩コショウを入れて味をととのえる
6. 器に盛り、オリーブオイル、ピンクペッパーで飾り付けて完成

えびは生命力やカラダの気をおぎない、めまいやふらつき、手足のふるえなどを鎮める作用があります。血のめぐりを助ける玉ねぎとあわせることで、ポタージュのあたたか効果をより感じられるそう。

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鯖のソテー カカオときのこの赤ワインソース

鯖のソテー カカオときのこの赤ワインソース (2人分)

◎材料

鯖 2切れ
塩 少々
コショウ 少々
オリーブオイル 大さじ1
紫キャベツ 適量 飾り用
好みのハーブ 適量 飾り用

(カカオときのこの赤ワインソース)

赤ワイン 100cc
甜菜糖 小さじ2
ココアパウダー 小さじ1/2
味噌 小さじ1.5
マッシュルーム 3個
しめじ 50g
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
コショウ 少々

◎作り方

1.しめじは石づきを取り適当にほぐす。マッシュルームは太めスライス、紫キャベツは洗って適当な大きさにちぎっておく
2. フライパンにオリーブオイルをひき、きのこ類を炒め、焼き色が少しついたらソースの材料を全ていれ煮詰める。適当な濃度で火を止め、容器に移しておく
3. 鯖の両面に塩コショウし、オリーブオイルをひいたフライパンで両面ソテーする
4. 皿に鯖を乗せ、その上に茸ソースをかけて、キャベツやお好みのハーブを飾ったら完成

血のめぐりを助ける鯖やしめじと、おなかをあたたかくする味噌を一緒にいただけるメインディッシュです。

坂井さんの著書「かんたんフレンチ薬膳」(主婦と生活社)には、ほかにも寒い時期に食べたくなるフレンチ薬膳が紹介されています。

イベントが重なり、ついつい食べ過ぎてしまう年末。おいしくいただきながら美容と健康にもよい薬膳の要素も入っているなら、友達を招いてのホームパーティにも喜ばれそうです。

[フレンチ薬膳]

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