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おなかの菌活をしたくて毎朝食べているヨーグルト。おいしいけれど毎日同じ食感だから、最近は味わうというよりも義務のようになっています。そんなときに知ったのが、ヨーグルトを「焼く」という新しい食べ方でした。

ヨーグルトを焼くだけで「チーズ」になる!?

ヨーグルトの水分を切ってから焼く「焼きヨーグルト」は、「焼くだけでチーズみたいになる!」と料理レシピサイトの投稿から人気に火がつき、いまでは焼きヨーグルト専門のレシピ本まで発売されています。焼くことで固形になり、カットもできるため、チーズ代わりに料理にも活用できて便利。実際に焼いてみると、その姿はヨーグルトではなく、味も食感も、まるでモッツァレラチーズのよう! サラダやパスタに乗せたり、はちみつをかけてチーズ風おつまみにしたりと、使い道がぐんと広がります。脂肪分0タイプのヨーグルトは比較的固まりにくいので、プレーンタイプがおすすめです。

焼きヨーグルトのつくり方

1. 水切りをする

ボウルの上にザルを重ね、キッチンペーパーを敷いてプレーンヨーグルトを入れ、キッチンペーパーで包む。その上にオモリになるよう水を入れたボウルを重ね、冷蔵庫で30分冷やす。

2. 焼く

水切りしたヨーグルトをココット皿に移す。軽くゆすって表面をならしてからオーブントースターで約10分焼く。長めに焼くと噛みごたえがアップします。

3. 冷やす

粗熱をとってからラップをし、冷蔵庫で30分以上冷やします。容器を傾けて中身がつるりとすべる状態になれば完成です。

『焼きヨーグルトレシピ』(宝島社)より

焼いたヨーグルトの美腸効果は?

ただ気になるのは、焼いてしまったら、ヨーグルトに期待している菌の効果が変わってしまうのでは? ということ。

「ヨーグルトを加熱すると、乳酸菌はほぼ死滅してしまう。ただし、たとえ死菌でもヨーグルトの効果は発揮される。腸内で免疫力をアップさせたり、腸内の善玉菌のエサとなって、悪玉菌を排出する役目を担ってくれる。」(順天堂大学医学部免疫学講座特別教授、医学博士 奥村康先生)

死んでもなおエサとなって働いてくれるなんて、感謝、感謝!

忙しい朝とはいえ、やはり食事の時間は楽しくしたいもの。いままでとは違うヨーグルトの味わい方ができて、朝ごはんがまた楽しみになりました。

焼きヨーグルトレシピ(宝島社)

image via Shutterstock

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