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三砂ちづるさんの著書「赤ちゃんにおむつはいらない」を読んでいます。

今から60年ほど前までは、生後2か月でおむつがとれていた赤ちゃんも数多くいたとか。「え?」とびっくりしますが、ようは赤ちゃんをよーく観察していると、排泄したい合図がわかるそうです。その合図を察したら赤ちゃんをおまるに連れて行き、そこで用を足させる、というわけです。頭で考えても「果たして出来るのか……」と思うだけなので、これはぜひ実践してみなきゃ。

上の子たちは布おむつを使っていました。お古がたくさん回ってきたので、それをありがたくフル活用。多い時にはいちにち30〜40枚使います。洗濯がたいへんかと思いきや、「洗濯機」という文明の利器のおかげでそれほどでもなく。風に真っ白いおむつがはためく風景は、なかなか清々しかったことを思い出します。

おむつ情報は時代と共に変わっていきます。わたしは布おむつ+おむつカバーを使っていましたが、この「おむつカバー」を使わないお母さんもいます。名づけて「ふんどし育児」。布おむつを「おむつバンド」というもので軽く止めるだけ。おむつバンドは市販もされていますが、太めのゴムを布で覆って作ることも出来ます。さながら大きめのシュシュのようなおむつバンド、早速わたしも作ってみました。

三砂さんいわく、股の間にたとえ布いちまいあるだけで人間は鈍感になるそうです。昔、日本の日常着は着物でしたが、その頃は下着なんかつけていませんでした。当時の女性は自然とインナーマッスルが鍛えられていて、生理のときもナプキンなど当てず、トイレでまとめて月経血を排出できたとか。(これは、月経血コントロールで調べれば、いろいろな情報が載っています)今よりもずっと、身体能力が高かったのでしょう。

こんな理由からふんどし育児は、なるべく締め付けないようにおむつをゆるく当てる、というもの。漏れることはむしろ前提らしく「漏れたら拭けばいいのよ」というおおらかさ。室内環境さえ許せば、そんなおむつ方法もあります。

そして沖縄は温暖な気候なので、こういった裸に近い格好をさせやすい利点があります。うちはとくに住まいの立地もジャングルですし、ますます野生が芽生えそうでたのしみなんですが……笑。

この本には他にもたくさんの、おむつにまつわる事例が載っています。時代とともに移り変わり行くおむつ。なにがベストなのか探るのは、なかなかたのしいものです。

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