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カカオ豆の栽培からパッケージングまで一貫して自社で行っている。

チョコレート業界でいまトレンドとなっているのが、カカオ豆の焙煎から自社で行「Bean to Bar」でのチョコレートづくり。でもさらに初期の段階、つまりカカオ豆の栽培から行っているブランドがあります。

カカオ豆の栽培も自分たちで

ニューヨーク、ブルックリン発の「カカオプリエト」は原材料であるカカオ豆ときび砂糖を有機栽培するところから行う「Farm to Bar」、つまり畑からチョコレートづくりを行っています。

その創業者であるダニエル・プリエト・プレストンさんは、2008年に「カカオプリエト」を設立。すべてのチョコレートはプリエト家が100年以上ドミニカ共和国に所有してきた自給型の農園「コラリーナ農園」で収穫されたオーガニックカカオ豆とオーガニックきび砂糖からつくられています

20150113_cacao_2.jpgダニエル・プリエト・プレストンさんは元々は航空エンジニアだったという異色の経歴の持ち主。

私たちの祖父のエステバン・サントス・プリエト・カサスは、1899年にスペインから船でアメリカに渡りました。その途中、西インド諸島に立ち寄ったところ、カルメン・ブエナベントゥラ・ペーニャと出会い、結婚。ドミニカ共和国に住まいを持ちました。

二人は8人の子どもをもうけ、さとうきびとカカオを栽培し、そこから少しのラム酒も製造していました。4世代後も、プリエトファミリーの伝統は続いています。

ドミニカ共和国のファミリーファームで今でも伝来種のカカオ豆を栽培、収穫し、発酵させ、天日干ししています。その後、そのカカオ豆はアメリカのブルックリンへと運ばれ、味わい深く独特なチョコレートへと姿を変えるのです。プレストンさん

20150113_cacao_3.jpgブルックリンにあるカカオプリエトの工場

レトロシックな雰囲気のイラストが印象的なパッケージの「フルーツアンドナッツバークス」は、バラエティ豊かなナッツとフルーツを加えたタブレットシリーズです。イラストはブルックリンのアーティスト、ソフィエ・ブラックオールによるもので、同柄のポストカードが付いています。

20150113_cacao_4.jpg全5種 各1700円

 「クリオロ・バー・ライン」は、ドミニカ共和国の自社農園産のクリオロ種のカカオ豆のみを使用したコクのあるシングルオリジンの72%ダークチョコレート。ダークチョコレートの深い味わいを引き立てる、スターアニスやコリアンダーなどと組み合わせたものや、ドミニカ産のコーヒーとスペイン産のシーソルトをトッピングしたフレーバーなど7種類。

20150113_cacao_5.jpg全7種 各1500円

伊勢丹新宿本店ビューティーアポセカリー、伊勢丹ONLINEなどで購入できます。

[カカオプリエト]

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