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前回紹介した三年番茶は、体調が悪いときに活躍する「梅醤番茶」をつくるときにも使います。梅醤番茶は、風邪やお腹の調子が悪いとき、冷えるとき、飲み過ぎや二日酔いのときに飲むと、効果的。血液をきれいにし、内臓の調子を調えてくれるのです。私はここ10年ほど、風邪をひいて高熱がでても、薬は飲まずにこれを飲んで治しています。

<梅醤番茶のつくり方>

種を除いた梅干しひとつ(できれば天日干しの昔ながらの梅干し)をカップに入れ、箸でつついてつぶし、ペースト状にします。醤油(これもできれば昔ながらの製法でつくられたもの)、すりおろした生姜を入れ、熱い三年番茶を注げばできあがりです。

※ すりおろした生姜ではなく、生姜汁を入れる方法もあります。
※ 醤油の量は、おいしいと感じる量を入れてください。体調によって必要な塩分量が変わります。

また、番茶に塩1パーセントを混ぜた「塩番茶」は、喉が痛いときのうがいや、目薬、鼻うがいとして使うのもおすすめ。とくに花粉症のときは目や鼻がすっきりします。

今日食べたもの:菜の花ごはん、里芋の酒粕汁、味噌ごぼう

春はまだまだ先ですが、いつもの八百屋さんで菜の花を見つけたので思わず購入しました。さっと湯がいて適当なサイズに切った菜の花を、オリーブオイルで炒めて薄口醤油で味付けします。炊きたてのごはんに混ぜて菜の花ごはんのできあがりです。まだまだ先の春がちょっと待ち遠しくなりました。

この日のおつゆは、里芋の酒粕汁里芋だし汁で煮て、酒粕の回で紹介したたまり酒粕で味を調えたものです。

味噌ごぼうは、適当なサイズに切ったごぼうを炒め、をまわしかけてからみりん赤味噌で味つけしたもの。パートナーが酸っぱいものが苦手なので、酸味を飛ばすために酢を入れてからの加熱時間を長くしています。

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