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あまり知られていないようですが、ハワイ州はアメリカでカカオを生産している唯一の州です。アメリカには有名なチョコレートメーカーがたくさんありますが、地元で栽培したカカオからチョコレートを製造しているのはハワイ島とオアフ島だけなのです!

「100%ハワイ産のチョコレート」はお土産としても注目されるようになり、クッキーメーカーやマカダミアナッツメーカーの中には、ハワイ産のチョコレートを使用した製品を販売する企業が増えています。

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ハワイ産チョコレートの人気が高まる中、ヒロのファーマーズマーケットになんと「オーガニック生チョコ専門店」が登場しました。「Hawaii’s Simple Groumet Chocolate(ハワイズ・シンプル・グルメ・チョコレート)」は、その名の通り高級感あふれるリッチな手作り生チョコを販売しています。原材料は、カカオ、ココナッツオイル、カシューナッツ、アガべの4つだけ。すべてオーガニックの生素材です。保存料や乳化剤を使用していないので、室温では液体状になるため、瓶入りで販売しています。

お店の方におススメの食べ方を教わったところ、イチゴやバナナなどフルーツにディップして食べるとおいしいとのこと。板状にしてフリーザーに15分ほど入れておくと、板チョコにも作れます。液体のままアイスクリームにかけると、一瞬でパリっと固まります。固まっているチョコレートを口にいれると、なめらかに解けた濃厚な風味がたまらなくおいしい!

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そもそも生チョコは医薬品として紀元前1万年以上前から使われていたのだとか。緑茶や赤ワインと同じく高濃度のフラボノイドを含んでいるので、抗酸化作用があるといわれています。必須アミノ酸のトリプトファンが脳に直接働きかけ、「ハッピー物質」といわれるセロトニンを産生するため、気分向上させ幸福感をもたらすという効果もあるそうです。気分が落ち込んだときにチョコレートを食べると落ち着くのはこのメカニズムのためです。

ちなみに、カカオ、コーヒー、紅茶のすべてを生産しているのは、世界でもハワイだけなのです。2月22日にはハワイ産チョコレートを満喫できる「Hawaii Chocolate Festibal(第4回ハワイチョコレートフェスティバル)」がホノルルで開催されます。

 [Hawaii’s Simple Groumet Chocolate,Hawaii’s Chocolate Festibal,Hawaii Chocolate & Cacao Association]

(相原光)

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