20131107_ginnan.jpg翡翠色の美しい実があざやかな旬の「銀杏(ぎんなん)」
漢方では昔から薬として用いられ、滋養強壮、咳止めなどに利用されてきました。かたい殻をペンチや金づちで割って、フライパンで煎るのがおいしく食べる定番ですよね。

でも、実は「レンジでチン!」して、あっという間にできる、ちょっぴり楽しいレシピがあるのです。

【用意するもの】
・銀杏 10粒くらい
・紙封筒 1枚
・塩 お好みで

1. 銀杏を封筒にいれる
2. 封筒の口を3つ折にする
3. レンジで1分(600w)ほど加熱
4. 「ポンッ!」と、割れる音がしてきたらできあがり。
  お好みで塩をふって、いただきます!

【ポイント】
・レンジから取り出す際は、必ず破裂が収まってから。
・熱いのでやけどに注意!
・レンジの加熱時間が長いと冷めたときに、実がかたくなってしまいます。

 様子を見ながら加減してください。

ポン!ポン!と、はじける音にドキドキしますが、それもまた、なんだか実験みたいで楽しいです。

ところで、昔から、「銀杏は年の数以上食べてはならない」といわれるように、注意したいのが「銀杏中毒」。銀杏には、ビタミンB6と構造の似た4′-メトキシピリドキシンが含まれていて、食べ過ぎるとビタミンB6の働きを阻害してしまうそうです。

大人なら40個以上の摂取で、数時間のうちにビタミンB6欠乏症となり、中毒になると考えられています。とくに10歳以下のお子さんは中毒の危険が高いので食べさせない方がよいですね。

「何事もほどほどに」秋の恵みに感謝して、欲張らず、楽しみながらいただきます。

[「食品衛生の窓」東京都福祉保健局,六号通り診療所所長のブログ,JAさが,銀杏通年販売アイエスマック]

photo by Thinkstock/Getty Images

(メグ・フルシアンテ)

Ranking

RELATED ARTICLES