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海草類は、食物繊維が豊富で低カロリーとダイエットにはうってつけの食材です。中でも、”コンブ”はとっても優秀。NHKの情報番組「あさイチでもその美と健康効果が特集されていました。

デトックス、アンチエイジング効果も!

コンブ特有のネバネバの成分はアルギン酸とよばれるもの。実は、このアルギン酸は腸の中で脂肪分とくっつく性質があり、そのまま便として排出してくれるといいます。からだに吸収される脂肪分が減らせるので、ダイエットにつながるそう。

また、東洋医学で昆布はカラダの水分バランスを整えてくれる働きがあるといわれています。乾燥しがちな肌にはうるおいを、むくみがちな脚はスッキリとさせてくれる効果が!

さらに昆布は美容にも効果的。「フコキサンチン」という成分が、紫外線からのダメージを無力化してくれる可能性が期待されているのです。

栄養がカンタンに摂れる「コンブ水」

でも、コンブってなかなか料理では使う機会がないんですよね。そもそも自炊をあまりしないという人でも手軽に取り入れられるのが「コンブ水」です。

コンブ水は、いつものだし用のコンブを細かく刻み、水につけて3時間おくだけ。栄養が水に溶け出るので、中の昆布は食べても食べなくてもOK。作り方は次のとおりです。昆布の量は、水1リットルに対し、5×5cm角程度。冷蔵庫に入れておけば2週間ほど持ちます。

コンブ水の作り方

(1)だし用の乾燥した昆布をサッと水洗い
(2)キッチンばさみで1〜2ミリ幅に刻む
(3)容器に刻んだ昆布を入れ、水を注ぐ
(4)3時間以上、冷蔵庫で寝かせる

水の代わりに料理に使える

このコンブ水、お味噌汁をはじめ、煮物などの和食のだしとして使うことができます。さらに、蒸し料理をするときの水の代わりに使うとうま味がアップするし、カレーやシチュー、スープなど洋食メニューにも合います。ただしうま味があるので、味付けを普段より薄味にするのがポイント。

そのまま飲んでもOK!

コンブ水は、火にかけてだしを取るときよりもえぐみや粘りが少なく、そのまま飲むこともできます。朝食にスムージーを作るときに、水を昆布水に変えてみるのもいいかも。

前の晩にちょっと一手間かけておくだけで、翌朝のお味噌汁づくりも楽チンになり、しかもキレイになれるなんてうれしいことづくめ。ほんとうに何にでも使えるので、冷蔵庫に常備するようにしています。

[あさイチ]

(杉本真奈美)

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