友人からもらった両手いっぱいの栗。栗は沖縄にはないので、とてもうれしい!

共同で借りている畑に、もはや野生化している”なた豆”という、ジャックと豆の木のモデルになった豆が生い茂っていて、その味やぽそぱさっとした食感がちょっと似てるかなぁ、と感じますが、うーん、栗は栗でした……。

栗といったら栗おこわ? 栗きんとん? なめらかに仕上げた栗のポタージュもこっくりとした秋のおいしさですね。

20粒ほどの栗を前に、「さて、何にしよう? 」と考えた結果、やはり(? )渋皮煮に。

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鬼皮をむいたりして下ごしらえした栗を茹でて、ゆっくり灰汁抜きしていきます。何度も水をかえて、(そのとき出る茹で汁は別にとっておくアガベとちょっとの醤油で煮含め、最後にコニャックをひとたらし。

火からおろし、あら熱がとれた再度火にかけて、最後にコニャックをひとたらし。このまま冷まして出来上がり。

ついでに染め物。とっておいた茹で汁と、鬼皮を大きな鍋でぐらぐら煮立たせ、ここに染めたいものを入れます。ぐつぐつ煮たら火からおろし、冷めたらきれいに洗います。

うっすらとしたピンクから、ベージュなど、生地によって現れる色も微妙に違います。ちょうど子どものブラウスが汚れていたので、染めてしまいました。栗の有効利用、ぜひお試しください。

(根本きこ)

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