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7月〜8月は稲刈り、脱穀と米仕事が続きます。ギンギラギンの日差しの元、鎌を片手に田んぼに入り、無言で確実に稲を刈る作業は、ちょっとした修行です。肉体労働の稲刈りは主に、お父さんチームが率先して行っており、お母さんたちは、お昼ごはんを作ったり、脱穀した米の仕分けをしたり、サポート的な役割を担っています。

今年は台風もなかったので、イノシシの被害以外はダメージも少なく、去年に比べれば万々歳の豊作。ほんとうにがんばったお父さんチーム。ようやく米粒となったときの達成感は、言葉にならないようです。「うまい、うまい」と白米をほおばる背中に漂う哀愁……わたし的には、飛雄馬を見守る姉のような心境でもあります。

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沖縄は二毛作、はたまた三毛作も可能、と言われていますが、よほどの地力がない限り、無農薬無肥料でそれを行うのはほぼ不可能。

年に一度のお米の収穫。作業はすべて人力と、ときに「変態……」と言われることもありますが(笑)、まずは人力をやってみて、それから文明の利器を使うところは使う方が、自分たちのやれる範囲がわかるからいい、とか。

まぁ、それでも好きでやっている米仕事。作業中は、みんな生き生きしているのです。

(根本きこ)

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