青いパパイヤのことを、沖縄では「野菜パパヤー」と呼びます。そんなパパヤーを使った、真夏の料理が、タイ北部の「ソムタム」です。

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野菜パパヤーこと青パパイヤ

ソムタムといえば、プリッキーヌーというものすごく辛い唐辛子、海老のペースト、トマト、生のインゲン、ピーナッツなど、いろいろな具が入り。うちではそのときあるもので作るので、かなり簡易的で、とてもシンプルでおいしいです。

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野菜パパヤーのソムタム

<材料>

・パパイヤ
生唐辛子(ドライでも可)
ニンニク:1片(小さめのもの)
香菜の根
・アガベシロップ or きび糖:大さじ1
魚醤:大さじ1
トマト酢 or レモン汁:大さじ1

まず、パパイヤの皮をむき、白い種をとり、身を千切りにします。こちらをさっと水にさらしてしっかりと水気を切ります。次に、大きめのすり鉢に好みの量の生唐辛子(なかったらドライでもOK)小さめのニンニク1片、香菜の根があれば入れるとおいしいです。香菜を使ったときに、根だけ冷凍か、ナンプラーや魚醤に漬け込んでおくといつでも使えます。

これらをすりこぎで潰し、パパヤーを入れて、アガベシロップ大さじ1(きび糖でもOK)、魚醤大さじ1、トマト酢大さじ1(レモン汁でも)を加え、たたきながら味を馴染ませます。

トマト酢とは、完熟トマト3個をビンにいれ、上から水をかぶるぐらい注ぎ、はちみつ大さじ1を加えふたをしてよく振って、冷蔵庫で3日置きます。

20130813_nemoto_1.jpgトマト酢

冷蔵庫から出して、常温でしばらく置いておくと、はじめはシュワシュワっと発酵するのですが、そのうち落ち着いて、気がついたら酢になっています。トマトを入れる代わりにトマト酢を使ってみた、というわけです。

ピーナッツがあれば最高!なのですが、今回はなかったので、あっさりと。もち米を添えれば、たちまちイサーン風(タイの北部のこと)です。

沖縄ではあちこちの庭先で見かけるパパヤー。なんでもない、普通の野菜として流通しています。沖縄旅行のお土産にいかがですか。

(根本きこ)

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