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アメリカで、とうもろこし、大豆、小麦につづく「第4の穀物」として注目されているのが、「ソルガムきび」。ソルガムきびはイネ科の穀物。グルテンフリー食材なので、小麦アレルギーの場合でも摂取できる点が特徴ですが、注目したいのは、その栄養価。

 

ごはんと一緒に炊くだけでも栄養アップ

ソルガムきびの中でも無味無臭で食べやすい「ホワイトソルガムきび」の場合、私たち現代人に不足しがちなミネラルや食物繊維が豊富に含まれていて、鉄分は白米の約4倍、マグネシウムは約5倍も摂取できるそう。普段の料理に使えば栄養アップでヘルシー。今回はホワイトソルガムきびを料理に取り入れるコツを紹介します!

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まずは、ホワイトソルガムきびの粒を使って、1番手軽に栄養UPできるのが、お米に混ぜる方法!

◆炊き込みご飯やピラフなど、ご飯ものに

白米にソルガムきびを混ぜて炊くだけで、簡単に栄養がアップができます。また、冷めるとパラッとほぐれやすいので、残りゴハンでチャーハンやピラフを作るのにもにぴったりなんです。

ちなみに炊いたソルガムきびをクルトン感覚でサラダにミックスしても◎、噛み応え&ボリュームUPで夏にぴったりな一品になります。

<調理のポイント>

白米を炊くときよりも水を多めにして、塩をひとつまみ加えて炊くこと。ソルガムきびだけで炊く場合は、熱湯を、白米を炊くときより少し多めに入れて炊き上げます。

次に、ホワイトソルガムきびの粉を使った料理。

◆揚げ物(衣)

ソルガムきびを揚げ物の衣に使うと、カラッと揚がって冷めてもサクサク感が長持ち小麦粉よりも油を吸わないのでカロリーダウンできます。

<調理のポイント>

天ぷらの場合、ソルガムきび粉大さじ5に対して、片栗粉大さじ1、水2分の1カップが分量の目安。から揚げの場合はソルガムきび粉と片栗粉を同量ミックスします。

 

◆グラタン(ホワイトソース)

米粉との相性が良いのもポイント。小麦粉でつくるホワイトソースより軽めの食感に。ダマになりにくいのも嬉しいですね。

<調理のポイント>

ソルガムきび粉2に対して、米粉1程度の割合がオススメです。

 

◆デザート(タルトやクッキーなど)

バターや粉を冷やしたり、生地を休ませる必要がなく、サクサクの食感を楽しめます。小麦粉でつくると難しいタルト生地も作りやすい。

欧米ではダイエット食材としても人気を集めているソルガムきび。アイデア次第で、いろいろな料理に使えて、栄養アップできます。

[sorghum.jp,アメリカ穀物協会]

(おりはらやすこ)

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