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朝一杯のグリーンスムージー。これからの季節は特に美味しくなります。

野菜くずは、栄養の宝庫!

今回注目するのは、グリーンスムージーを作ったあとに出る野菜くず。 実は、その野菜くず、栄養の宝庫なんです! 捨てるなんてもったいない。おすすめは、野菜くずを使って「ベジブロス」を作ること!

ベジタブル(野菜)のブロス(煮汁)でベジブロス。つまり、ベジブロスとは、野菜から出る旨味のスープストックのことです。なぜ野菜くずの煮汁が良いのかというと、ミネラルだけでなく、普通に野菜を食べるだけでは胃腸で吸収されにくい、抗酸化力バツグンのフィトケミカルという栄養素も体内に吸収しやすくなるからです。ベジブロスは冷蔵庫で3日間ほど保存可能。冷凍保存ならもっと長持ちします。ベジブロスの作り方はこちら。

ベジブロスの作り方

<材料>
玉ねぎの皮、種、ヘタ/豆苗や葉野菜の根っこ/しいたけの石づきなど

<作り方>
(1)両手一杯の野菜くずに対して、水を1.3リットル加える
(2)(1)を灰汁も取らずに20~30分煮る ※臭みが気になる場合は、火をつけるまえに酒を入れればOK。
(3)ざるなどで濾してできあがり

こうしてできたベジブロスは、味噌汁、スープ、カレーなど、さまざまな料理に出汁として使えます。ほんの少し塩とコンソメを加えれば、簡単スープにもなります。ではここで、ベジブロスを使った「トマトの炊き込みご飯」をご紹介します。

トマトの炊き込みごはんの作り方

<材料>(4人分)
米:2合
ベジブロス:炊飯器の規定量
ドライトマト:適量
タマネギ:2/3個
干しマイタケ:適量
オレガノ(ドライ):少々
白たまり:大1
塩:小1
酒:小2
オリーブ油:小2

<作り方>
(1)タマネギはみじん切りにしておく。
(2)フライパンにオリーブ油を入れ、1.を炒め、透き通ってきたら米を入れて炒める。
(3)炊飯器に(2)と調味料、刻んだドライトマト、干しマイタケを入れ、ベジブロスを規定量まで入れて炊く。

(参照元:はなまるマーケット

玉ねぎの皮の煮汁には独特の苦味がありますが、ケルセチンと呼ばれるポリフェノールがあり、コレステロールを下げる効果の他、肝臓の機能を強くする効能などが挙げられます。しかもその出汁を味噌汁に使うと、苦味が薄れなんとも言えないコクも生まれるので、ベジブロス、もう欠かせません!

はなまるマーケット-,玉ねぎの皮茶,nikkei WOMAN Online

photo by Thinkstock/Getty Images

(知恵子)

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