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日本でも手に入れやすくなった、有機農法で作られたBIOワイン(オーガニックワイン)。

カラダにやさしいだけでなく、その土地でしか造れない味、その造り手にしか出せないニュアンスをより強く感じることができるのもBIOワインの良いところ。

ですが、一度開封してしまうと、飲みきらなければ鮮度が落ちるというイメージがあり、ひとり暮らしの”おウチ家飲み”には不向きだと思っている人が多いよう。

でも、実はBIOワインこそ、おひとりさまでボトルワインを楽しむのにピッタリなのです!

(社)日本ソムリエ協会認定のワインソムリエ、山田マミさんによると

「ワインは一般的に開栓後から酸化が始まり酸味が出てくるため、有機であるBIOワインなら尚さら早く飲みきらなければいけないイメージがあるようですが、BIOワインは天然酵母が生きていて開封してからもゆるやかに発酵が進む場合があるので、日が経つごとに美味しくなっていくものが多いんですよ。2日目が好きとか3日目が好きとか、人によって好みのポイントが違うのも特長で、独り暮らしの方でもボトルで購入して、長く楽しめます。」

とのこと。

また、市場に出始めた頃のBIOワインは「土の匂いがするものが多くて苦手」という声もよく聞きましたが、

「今は醸造作業でも畑仕事でも、より自然な旨味や果実味を引き出す努力を心がけている造り手さんが多く、そのような商品は少なくなりました。いち早くBIOワインを試して、土の匂いでイヤになっちゃったという方ももう一度、最新のBIOワインにトライしてみて頂ければと思います。」

と、ワイン好きに嬉しい情報を聞くことが出来ました。

まるでダシをしっかり取ったスープのような、深くてコクがある味わいも大きな魅力のBIOワイン。

山田さんはワインコンサルティング業の傍ら、青山フラワーマーケット南青山本店の中にあるカフェ「Aoyama Flower Market TEA HOUSE」でBIOワインを気軽に楽しめるイベントのレクチャーも担当されています。BIOワインについてもっと知りたいという時は、同店のイベントもチェックしてみて下さいね。

Aoyama Flower Market TEA HOUSE

住所:東京都港区南青山5-1-2 青山フラワーマーケット南青山本店 店内奥

最寄り駅:東京メトロ表参道駅A4出口道路を挟んだ向かい

TEL:03-3400-0887

営業時間:11:00~18:30(L.O:18:00)

ランチ時間:11:00~15:00(平日休日共に)


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[山田マミ/La coccinelle,Aoyama Flower Market TEA HOUSE]

(Ricky)

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