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朝食は食べなくても良い、食べたほうが良いなどいろいろな考え方がありますが、基本的に昼食まで何も食べないとエネルギー不足になってしまうそう。仕事をしていても、集中力が続かなかったり、記憶力が低下したり、イライラしてしまったりするほか、長く空腹が続くと身体が飢餓状態になってしまい、昼食に食べ過ぎてしまったり、血糖値の乱高下にもつながるそうです。

でも食べるものによっては、かえって空腹感が増してしまったり、昼食までの間におなかが減って間食をしてしまうことが増えてしまうことも。良い朝食の条件は、次のポイントを押さえたものだと言います。

良い朝食のポイント

◎たんぱく質を食べるシリアルだけ、トーストだけなど、”糖質だけ”の朝食を取るという人も少なくありませんが、これは大きな誤りだとか。糖質だけを取り入れると血糖値が急に上がってしまいます。一方、たんぱく質は血糖値を緩やかにあげるので、お昼までに血糖値が下がりすぎることもないといいます。たくさん食べなくても、ゆで卵をひとつ食べるとか、いつもの朝食に牛乳や豆乳をコップ一杯プラスするだけでも変わるそうです。

◎食物繊維をしっかり取る炭水化物は消化がいいのですぐにまたおなかが空いてしまいます。食物繊維をたくさん取ることで、満腹感が持続するそうです。パンを全粒粉に変えるとか、ごはんを玄米にするだけでも効果があるそう。「フラックスシード」や「チアシード」を取り入れるのもいいようです。

◎脂質を取る朝にあまりおなかが空いていないからと少量しか食べないと、昼食までにおなかが減ってしまうことがよくあります。お昼まで持つエネルギーを効率よく摂取するには、脂質が一番。ヨーグルトやチーズを食べるとか、食欲がないときでもナッツをつまんでおくと良さそうです。

◎きちんとした量を食べる朝はフルーツだけと言う人もいます。食物繊維、ビタミン、ミネラルと栄養バランスがとれていますが、それだけではエネルギーは不十分。朝食は、だいたい300〜400キロカロリーを目安に食べると良いそうです。ちょっと多いかなと思うかもしれませんが、きちんと食べたほうが午後の過食を防げるようです。

◎朝起きてから1時間以内に食べる朝食を食べる時間が遅くなると、それだけ飢餓状態が長くなるのでたくさん食べないと満足しない状態になります。そもそも朝食は、これからの活動のためのエネルギーを摂取すると言うのが目的なので、仕事が一段落して、もはや昼食に近いのでは……という時間に食べるとその目的は果たせません。

朝は食欲がないと言う人は、前日の夕食を見直す必要があるかもしれません。夜遅い時間に食べたり、疲れているからと食べ過ぎることのないように気をつけるのが、朝食を美味しくいただくコツかも!

[参照元:Huffington Post

photo by Thinkstock/Getty Images

(杉本真奈美)

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